過去ログ - オティヌス「おにいちゃん、だいすき」フィアンマ「そうか」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 21:36:31.36 ID:RHcNT0Ri0
 


8: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/26(木) 21:36:48.49 ID:59/kP5GY0

目が覚めると、甘くて良い匂いがした。
ジャムと紅茶の匂いだろうか、とフィアンマは推測する。
音からして、恐らくスライスしたバゲットにでもジャムを塗っているのだろう。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 21:36:54.38 ID:RHcNT0Ri0
 


10: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/26(木) 21:37:13.50 ID:59/kP5GY0

ビキリ、と嫌な音が部屋に響いた。
否、それはあくまで錯覚だ。
フィアンマが単純に放った威圧感と殺意が、空気を歪めただけのこと。
男性はほんの僅か瞳を揺らし、しかし、怯えを出さないよう努めた。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 21:37:20.45 ID:RHcNT0Ri0
 


12: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/26(木) 21:37:39.28 ID:59/kP5GY0

フィアンマが素直に紅茶を口にしたのは、ロキを信用したからではない。
ただ単純に、毒を盛るメリットが見られなかったからだ。
そもそも、何かをするつもりであればこんな小者を寄越しはしないだろう。

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 21:37:45.69 ID:RHcNT0Ri0
 


14: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/26(木) 21:38:06.93 ID:59/kP5GY0


数時間程経過して、ロキと名乗った男は出て行った。
再び部屋に一人きりとなったフィアンマは、静かにバゲットをかじる。
思っていたよりも、どうやら自分は空腹であったようだ。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/26(木) 21:38:13.75 ID:RHcNT0Ri0
 


16: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/26(木) 21:38:34.95 ID:59/kP5GY0

「目的は何だ」
「教える必要はない」
「ただ黙っているというのも退屈だろう?」
「……確率の調整だ」
以下略



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