過去ログ - ペリーヌ「高秋のフォーマルハウト」
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1:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:43:23.30 ID:0p3z+N1C0



今回は地の文が入っています。
苦手な方はブラウザバック推奨です。

現代風エイリーヌの続きです。

前スレ:【R-18】静夏「今日も宮藤少尉の私物に私の匂いを染み込ませて、と……」
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窓の外、秋の到来を告げる茜色の空の強烈な赤が、レンズを通して私の目に映る。
その痛いくらいの光に負けて顔を背けると、教室に戻ってきた彼女と目があった。

「ん? どうした、ペリーヌ。まだ帰らないのか?」

「あぁ……いえ。帰りますわよ。エイラさんはどうして?」

「忘れ物しちゃって……机の中に宿題入れっぱなしで……あぁ、あったあった」

「まったく……もうじき中間テストですわよ、しっかり勉学に励まないと……」

「分かってるってー。じゃあな、ペリーヌ」

「急いでらっしゃるんですの?」

「あぁー、えっと……うん、そうだな」

「……どこへ?」

聞かなければ良かったのに。
聞かなければ、互いにヘンな空気にならずに済んだのに。
聞かずには、いられなかった。

「……一緒に宿題を、やりにいくんだ。昇降口で待たせててさ」

「そう……。お気をつけて」

「あぁ……じゃあな、ペリーヌ」

テスト対策のプリントをカバンに詰め込むと、彼女は教室のドアも閉めずに飛び出していく。
私はそれを見送ると、彼女が開けて出て行ったドアを閉めて、また自分の席についた。





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2:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:44:41.53 ID:0p3z+N1C0



10月の上旬は、少し肌寒くて、まだまだ天気も崩れやすい……そんな季節だ。
何事もなく過ぎ去った一日の放課後、クラスメイトがいそいそと部活や文化祭の準備で教室を出る中、私はなぜか帰る気にはなれず、
以下略



3:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:45:09.45 ID:0p3z+N1C0



校門に向かう、二人の少女がそこにはいた。
一人はカバンを肩にかけて、後ろ向きに喋りながら。
以下略



4:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:45:46.73 ID:0p3z+N1C0



上品な振る舞いではないのは分かっているが、腕を組んで寝てみたい欲求に負けてみる。
彼女はいつもこうして寝ているのだ。
以下略



5:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:46:22.54 ID:0p3z+N1C0



唐突に、スピーカー特有のノイズに混じって、完全下校時刻を知らせるチャイムが教室に響き渡る。
私はソレにカラダをビクリと震わせると、椅子を引いて、机を見下ろし……撫でる。
以下略



6:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/10/04(金) 23:46:49.82 ID:0p3z+N1C0



見慣れた帰路に着く。
閑静な住宅街を行く。
以下略



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