過去ログ - アリサ「明日、晴れるかな」
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4: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:31:07.50 ID:uDlNoJil0
「い、いや。ほら。最近上条さんちはこうやってひもじいだろ?だから、小萌先生がインデックスの飯の面倒見てくれるってだけで……」

「問答無用なんだよ!!とうまぁ!!」

 かぶり。今し方サラダを食べたその口で、インデックスは上条の頭に飛びついて、かじった。比喩表現でもなんでもなく、がぶっと。
以下略



5: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:32:21.80 ID:uDlNoJil0
From:アリサ
To:当麻くん
Sub:明日、晴れるかな?
本文:
当麻くん、こんばんは。
以下略



6: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:33:26.33 ID:uDlNoJil0
 なんて返そうか。ああ、そうだな、的な。いや、それは簡素すぎるよな。とりあえずその文から入って……

「聞いてるのかなぁ? と・う・まぁぁ!!」

「いでっ!!」
以下略



7: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:34:23.58 ID:uDlNoJil0
「あん?またメール……土御門か。って……」

From:土御門
To:カミやん
Sub:
以下略



8: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:35:16.02 ID:uDlNoJil0
 インデックスは憤慨しながら、残りのサラダを丸飲みしてしまった。上条はやれやれと言った様子で風呂場へ向かう。彼のいつもの寝床なのだ。
 正直、冬場である現在は凍えるほど寒い環境なのだが、しかしインデックスと同じ部屋、間違っても同じベッドで眠るなんてことはあってはならない。
 優しいアリサの性格なら、せめて部屋の床の上でと譲歩してくれるかもしれない。けれど、逆に上条の視点で考えれば、幾ら同性で親しい友達であっても、そいつと恋人が同じ部屋、まして同じベッド、なんてのは考えることすら拒否反応がでるほどの苦痛だ。

 男と女では事情が違うかもしれないが、ともかく上条はそう考えるとどうしても譲れない。結果、以前と同じように、むしろ以前(アリサと交際する前)よりも、部屋で寝ることは頑なに拒んでいるのだ。
以下略



9: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:36:33.25 ID:uDlNoJil0
 * * *

 「帰ってきた。当麻くんからメール」

「……『あ』って。あはは、途中送信しちゃったのかな」
以下略



10: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:37:37.65 ID:uDlNoJil0
 翌朝。

 決戦の日である。
 転じて、初デートの日である。

以下略



11: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:38:34.20 ID:uDlNoJil0
 インデックスは久々の豪華な朝食にテンションをあげてありついた。美味しそうに食べてくれて、下心なしに上条もご機嫌だ。

「じゃ、小萌先生のとこ行くぞー」

「お泊まりだっけ?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/07(月) 14:40:02.80 ID:3eaxMuAm0
おお!良さげな雰囲気!期待!


13: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:40:57.54 ID:uDlNoJil0
 * * *

 待ち合わせ場所。とある学区にある、目立つ噴水のある場所。なのだが、周りを見渡しても依然としてアリサの姿は見かけない。

 それもそうだ。まだ時刻は8時43分。まだ15分以上の開きがある。
以下略



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