6: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:33:26.33 ID:uDlNoJil0
なんて返そうか。ああ、そうだな、的な。いや、それは簡素すぎるよな。とりあえずその文から入って……
「聞いてるのかなぁ? と・う・まぁぁ!!」
「いでっ!!」
7: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:34:23.58 ID:uDlNoJil0
「あん?またメール……土御門か。って……」
From:土御門
To:カミやん
Sub:
8: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:35:16.02 ID:uDlNoJil0
インデックスは憤慨しながら、残りのサラダを丸飲みしてしまった。上条はやれやれと言った様子で風呂場へ向かう。彼のいつもの寝床なのだ。
正直、冬場である現在は凍えるほど寒い環境なのだが、しかしインデックスと同じ部屋、間違っても同じベッドで眠るなんてことはあってはならない。
優しいアリサの性格なら、せめて部屋の床の上でと譲歩してくれるかもしれない。けれど、逆に上条の視点で考えれば、幾ら同性で親しい友達であっても、そいつと恋人が同じ部屋、まして同じベッド、なんてのは考えることすら拒否反応がでるほどの苦痛だ。
男と女では事情が違うかもしれないが、ともかく上条はそう考えるとどうしても譲れない。結果、以前と同じように、むしろ以前(アリサと交際する前)よりも、部屋で寝ることは頑なに拒んでいるのだ。
9: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:36:33.25 ID:uDlNoJil0
* * *
「帰ってきた。当麻くんからメール」
「……『あ』って。あはは、途中送信しちゃったのかな」
10: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:37:37.65 ID:uDlNoJil0
翌朝。
決戦の日である。
転じて、初デートの日である。
11: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:38:34.20 ID:uDlNoJil0
インデックスは久々の豪華な朝食にテンションをあげてありついた。美味しそうに食べてくれて、下心なしに上条もご機嫌だ。
「じゃ、小萌先生のとこ行くぞー」
「お泊まりだっけ?」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/07(月) 14:40:02.80 ID:3eaxMuAm0
おお!良さげな雰囲気!期待!
13: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:40:57.54 ID:uDlNoJil0
* * *
待ち合わせ場所。とある学区にある、目立つ噴水のある場所。なのだが、周りを見渡しても依然としてアリサの姿は見かけない。
それもそうだ。まだ時刻は8時43分。まだ15分以上の開きがある。
14: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:42:23.12 ID:uDlNoJil0
『……ごめんね、当麻くん』
「あ、いやいや! アリサのせいじゃねーって。事故なら仕方ないよ。冬休みだし、混雑とかもするもんだろ」
『ううん。そうじゃなくて、昨日、遅くに突然メールしちゃって』
15: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:43:36.15 ID:uDlNoJil0
「怖い?」
『うん。私がこうして当麻くんとお付き合いしてることは、すごい幸せだなぁって思うの。でも』
「……」
16: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:44:46.37 ID:uDlNoJil0
『……当麻くん』
「アリサ、今駅だったよな?今から迎えに行くよ。そっちには『セブンスミスト』もあるし、デートはふつうに出来る」
『え? でも、当麻くんがプラン考えてくれてて……』
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