過去ログ - 一夏「祈るがいい」
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:27:59.10 ID:vSPwT0kD0


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以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:29:20.85 ID:vSPwT0kD0


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箒「私に出来る事は、これでなくなった」
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:31:08.80 ID:vSPwT0kD0


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試合当日、戦いの幕は今にも上がらんとしている。日本政府が用意した織斑一夏専用のISもすでに到着している。それなのに試合が一向に始まらない理由は、至ってシンプルなものだった。
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:34:47.46 ID:vSPwT0kD0
千冬「遅い」

千冬「あまりに遅すぎる。開始五分前だぞ」

山田「どうしたんでしょう織斑くん、何かあったんでしょうか…………」
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:38:20.79 ID:vSPwT0kD0
千冬「授業中のうたた寝は程々にしましょう」

山田「すっ、すみませーん………」

箒(千冬さん、今ものすごく悪い顔してるな、後すごい大人気ない。本当に教師かどうか怪しい)
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71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:41:25.06 ID:vSPwT0kD0
千冬「一夏、もういけ……おっと、これは聞かなくてもいいな」

一夏「…………………………………」

千冬「アリーナの使用時間は限られている。専用機の方は………戦ってる間に何とかものにしろ」
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:43:24.73 ID:vSPwT0kD0
千冬の指示に従い、真耶がコンソールを操作し、Aピットの搬入口が鈍い音を立てロックが外れる。斜めに噛み合わせになっていた防御壁が、それを動かす重い駆動音を鳴らしながら、ゆっくりとその向こうに待つものを迎え入れた。
それは黒、ただ黒だった。他の一切を拒絶しているかのような漆黒のISが、その装甲を解放して、扱うべき者を待っていた。

「これが………?」

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73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:44:41.10 ID:vSPwT0kD0
真っ黒のそれ。無機質なそれは、誰かを待っているというよりも選んでいるように見えた。今この間は、まるでこの機体が自分を扱うに相応しいとする誰かを選んでいる間のようだった。
一夏は、それに呼ばれたかのようにゆっくりと歩み寄り、その漆黒の装甲に手を触れた。
そして、見つけた。選ぶべき誰かを


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74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:46:29.96 ID:vSPwT0kD0
一夏はそうするのが当たり前のように、しごく自然にこの黒いISに乗り込んだ。
一夏の体に合わせて装甲が閉じて、空気の抜ける音が連続的に響く。皮膜装甲(スキンバリアー)が全身に展開し、推進機(スラスター)が作動し始め、ハイパーセンサーが彼に合わせて瞬時に最適化していく。そして、包み込むように装甲が装着されていった。それはまるで、元から自分の身体の一部だったかのように、溶け込むようにISが彼に同化していく。だがそれは、一夏と何かを繋ぎとめる重要な鎖、絶対に逃がさまいとする鎖を着けられたようだった。


だが、理解出来た。
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:48:08.26 ID:vSPwT0kD0
全ての感覚が、視界を中心にクリアになっていき、全身に行き渡る。この機体に関する情報が頭の中と、目の前に表示される。性能、特性、現在の装備、センサー精度、レーダーレベル、アーマー残量、出力限界……etc。その情報の数々を全てが把握出来る。


SYSTEM IGNITION START

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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/29(火) 00:49:29.96 ID:vSPwT0kD0

「何か分かりましたか」

千冬が真耶の隣に立ち、低い声で聞いた。

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