過去ログ - 晴海「秋月マキシの本を……、読まずに死ねるかぁ!!!」
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◆o.umvroRL9by
[saga]
2013/10/13(日) 22:26:45.57 ID:sUOUBjm8o
春海和人は読書バカである。
起きている時はもちろん本を読む。
寝ている時すら夢の中で本を読む。
寝ても覚めても本を読む。
それが俺の生活であり、本能であり、生きざまだ。
それはきっとこれからも一生変わることはなく。
俺が読むのを止める時、それすなわち俺の命が終わる時だろう。
詩集も、新書も、エッセーも、その他のあらゆるジャンルも読む。
だが、やはりというかなんというか、一番俺の魂を奮い立たせるのは小説だ。
中でもマイフェイバリット作家とでもいうべき存在がいる。
“シャイニングビューティー”、秋月マキシだ。
アイドルと作家という一風変わった二足のわらじを履く若手作家。
アイドルの方はとんと疎いが、作家としての実力は超一流、若者を中心に絶大な人気を誇っている。
そんな彼女の本が放つ輝きに、俺はすぐに心を奪われた。
秋月マキシの本を読めるなら死んでもいい。
むしろ秋月マキシの本を読むために生きている。
そう言った方がいいかもしれない。
俺は死ぬまで本を読み続ける。
生涯読書バカであり続ける。
八十年もすれば寿命が来るだろう。
その時まで、俺は思う存分読書を続けられるはずだ。
……そう、思っていた。
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