過去ログ - 【スーパーストリートファイターCROSS:StrikerS EDITION】
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◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/05(日) 20:48:58.96 ID:wiLuxsO5O
「(消されるのが予想より早い…。またフェイクシルエットを使ったせいでもうオプティックハイドが保たない!もう10秒は経ってるのにこの人はまだ動けないの!?)」
スバルが二回目の幻を追う最中に透明化が解けた。
「カアッ!!」
スバルの発声と共に二人分の幻が消え失せる。
以下略
283
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◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 17:38:43.31 ID:U388e4u3O
幻は拳ではなく両掌から放たれた気功波で両方が同時に掻き消されたからだ。
俺のいた世界では気を操る者の殆どは修行によってその術を得る。稀に修行も無しに操る天性の素質を持っている者も存在するが、それは身体能力の強化に限る。
その理由は…手を強く握れば拳の硬さが増すように、腹筋に力を入れれば筋肉が張るように、「自分の身体の一部に力を込める行為の延長」として肉体が反応するからだ。身体中の気を一部に集める行為は基本的に気の喪失が殆ど無いので無茶な使い方をしない限りは疲労感も無く、無意識にそれをやる者は気付く者も殆どいない。
しかし「気の放出」は修行無しには会得出来ない。何故ならば本来人間には「気を放出する」という概念が存在しないからだ。
以下略
284
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 18:06:13.69 ID:U388e4u3O
スバルは幻を一掃すると踵を返してこちらへ向かって来る。
「(…だが幻のおかげで距離は稼げた。そしてこの技ももう完成する。俺の方が早い!)」
先程の気功波では射程が短く、あの高速移動でも間に合う距離ではない。
ところがスバルは接近しながら右手を後ろに引き、溜めを作っていた。
以下略
285
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 18:43:21.32 ID:U388e4u3O
☆滅・波動拳
殺意の波動を自分の気で圧縮して放つ荒技。当たると圧縮された殺意の波動が炸裂する。長らく殺意の波動に苦しんでいたリュウが苦心の末に編み出した技である。
威力は圧縮された殺意の波動の大きさに比例するが、自分の気の放出量を増やす事により加速させたり無理矢理押し込む事も出来る。
この技を編み出した事でリュウは殺意の波動を僅かながらコントロールする術を身に付ける事が出来た。
しかしこれは一歩間違えば殺意の波動が暴走し、意識を支配されかねない危険な行為でもある。
以下略
286
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 20:00:12.17 ID:U388e4u3O
紫色の気弾がスバルの放った気功波を貫いた…が、スバルは即座に体勢を立て直し、両腕で受け止めた。
「オオオオオオオオ!!」
スバルの気が更に膨れ上がり、滅・波動拳を押し返そうとする。
「波ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
以下略
287
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 20:40:19.87 ID:U388e4u3O
その時、再び「あの光」が輝いた。
その光は4年前と同様に眩しく輝き辺りを包む。その直後、スバルの殺意の波動が弱まった。
「(明るくて暖かい…これは何…?)」
「これはあの時の…今だ!)波ぁ!!」
以下略
288
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 21:04:19.74 ID:U388e4u3O
「きゃああああ!!」
直撃した瞬間、炸裂音と共に激しい爆風が巻き起こりティアナが吹き飛ばされた。
「痛っ…。スバル…スバルは!?」
身体を起こしたティアナがスバルへ目を向ける。
以下略
289
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 21:48:05.05 ID:U388e4u3O
「スバル!」
捻挫している筈のティアナだが痛む素振りすら見せずに全力で駆け出し、倒れる寸前のスバルを受け止めた。
「(足を挫いているのに無理をする…。やはりいい…コンビだな…)」
落ち着いたところで先程の攻防を振り返る。
以下略
290
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 22:21:01.57 ID:U388e4u3O
「スバル!スバル!聞こえる!?」
スバルの返事が無い。まさか…!
「…寝てる…。人の気も知らないでこいつ…良かった…!」
ティアナは自分の怪我も忘れてスバルを抱きしめていた。
以下略
291
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 23:06:33.51 ID:U388e4u3O
………
………
………
「(俺は…気絶していたのか。どれ位寝ていたんだ?…これは…)」
以下略
292
:
◆OUO0NoB5Q0bR
[saga]
2014/01/06(月) 23:40:44.13 ID:U388e4u3O
気を取り直した二人だったが、ティアナはスバルが目を覚ますまで待っていた為に試験の残り時間があと僅かとなっていた。
こればかりは俺の力ではどうしようもない。
元々今回の試験は諦めていたティアナだったが、スバルは二人でゴールする為に自分の考えた「裏技」を提案。ティアナはスバルを信じてそれに乗ったようだ。
スバルの作戦説明が終わったところで短い残り時間に無理を言ってスバルに殺意の波動の制御の仕方を口頭で説明し、ついでにスバルの拳法に関して助言もした。
以下略
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