過去ログ - ガリアの空の下【ストライクウィッチーズ】
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/21(月) 00:43:57.96 ID:bFC+eytVo
ともあれ、意気高くガリアに上陸したわたくしだったけれど、復興は一筋縄ではいかなかった。

まず、人が住むため、活動するために必要な建物が、全滅にちかい有り様で…。

そもそも、ガリアがネウロイによって占領されたのは1941年のこと。
その後3年間、軍による幾度かの威力偵察や潜入調査などを除いて、
この地には人の手が入ることもなく、すべてが野ざらしにされていたのですから。

部分的であれ破壊された建物は内部にまで風雨によるダメージが達して使い物にならず、
破壊を免れ、一見したところ無事に見える建物であっても、整備がされないまま時間が経ったため
ダメになってしまっている、という状況が多く見られました。
試しとして、ある街区の建物を調べてみたら、7割の建物がそのままでは使いものにならないという
結果が出た、という話も聞きました。
例えネウロイが焼かずとも、雨風が錆びつかせる事で家はダメになってしまうのだ、という事を
わたくしたちは否応なく認識させられて……。

幸い、ネウロイは土壌には深刻な影響を与えない。
瘴気の消えた大地でも、問題なく草木が繁えるという事実は人びとを安堵させたけれど、
住むための家がないという事実は、重くのしかかっていました。

あの頃、わたくしとリーネさんが公園で植樹をした写真が新聞に掲載されましたが、
あれも祖国の復興をアピールし、国民を呼び戻すための必死の方策だったのです。


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