過去ログ - 安価でシークレットゲーム7
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281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/23(土) 06:44:33.29 ID:Yq2Noa/q0
もうチャンスは一回しか残されていない。月下は再び静木青に電話をかけた。警戒されているようだ が、仕方ないかもしれない。美織達も、月下を見守るかのように真剣な表情を浮かべていた。できければ このまま穏やかに進んでほしいと。残酷な真実なんて今の自分達にはいらないも同然。
「さっきはいきなりごめん、名前を言うべきだったな……月下だ」
『……え?』
「……覚えてるよな、俺の弟……香介を」
もちろん、弟と静木青が仲よかったことも知っている。あの時、誰もが嘆いていた日。誰かが言っていた のだから。よく青空学園からわざわざ休日、商店街や公園に遊びに行く男子小学生集団を見かけたと。そ の内の二人が、弟と静木青。よっほど仲が良かったのだと、花屋を務めていた男性がさみしそうに呟いて いた。そんなことを思い出していると泣き声が聞こえた。静木青が泣いている。それだけでもやるせない 気持ちになった。
以下略



282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/23(土) 06:46:45.61 ID:Yq2Noa/q0
僕らは乱れていった。 だから、空に手を伸ばした。 そんなことは駄目だと分かっている。 僕等は生きるべきなのに。 中居 螢太は大部屋で自分を傷つけるような事を言い続けていた。 只、一人残された者は遠くへ行ってしまった者を思い続けるしかなかった。 藍瀬 輝々から「やめろ」と言われていたがそれでも自分を傷つける事をやめなかったのだ。 何故だろうか、死とはこんなにも重過ぎるとは誰も思わなかったのだ。 少なくとも、最初のうちには。 認めたくなかったんだ。 もう、いないことを。 「世界を愛する者さん」 突然声をかけられ、螢太は思わず声を出してしまった。 振り向くと、静木 青がいた。 青は何かを抱えていた。 それを螢太は注目しようとした。 すると、タクだということが分かった。 だが、いつもより元気が無かった。 「雨に打たれてたよ。君と拓が病院に運ばれた時、その猫、ずっと雨に打たれてた。中居君を待ってたみたいだよ?このままだと駄目かもしんない。」 言われてすぐ、青からタクを強引に抱いた。 「…タク」 「タク?それがその猫の名前?」 青が言った事に螢太は頷く。 「そう、タクか、いい名前だね」 そう言って青は「じゃぁ」とそれだけ言ってさっさと出た。 螢太は呆然とタクを抱えたまま、立ち尽くしていた。
「にゃぁああ」 タクが鳴いている。
それに螢太が反応した。 「タク…」 拓と同じ名前をつけたこの猫をこれからどうすればいいのだろうか? 螢太はずっと逸れを考えていた。 暫くすると螢太に笑顔が戻った。 そうだ、こいつを家族にすれば良い。 動物でもなく友達でもなく家族にすりゃいい。 そしたら俺にも未だ生きる資格があると思われる。 「…餌あげよーか?タク。」 「にゃぁあ」 「あはは、わりーな?俺右足怪我しちゃったんだぜー?」
「にゃーにゃー」
「だっ;いてぇえ!こらタク!右足に触るなー!」
以下略



283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/29(金) 05:27:34.85 ID:jdPmmt0K0

女子二十番 湯浅季莉(ゆあさ・きり)

身長 157cm
体重 49kg
以下略



284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 23:54:43.11 ID:zSFUGUH+o



285:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/08(水) 12:29:35.72 ID:Amx4ieHz0



286:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/14(火) 02:06:17.44 ID:DAdhmwfWo
2ヶ月立ったか


287:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/31(金) 23:37:16.80 ID:x3POsEreo
結局1の最終レスは>>211


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