過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
1- 20
156: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:08:08.01 ID:b5OocTuo0

事情と目的を説明すること、早三十分。
建宮はじっくりと話を聞いたが、意外にも二人を拒絶はしなかった。
むしろ、やや好戦的な笑みを浮かべて問う。

以下略



157: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:08:33.85 ID:b5OocTuo0

トールの相手をしているメンバー以外はというと、夕飯の用意である。
自分の分は用意しなくて良い、と言うフィアンマに、五和は首を傾げる。

「でも、一人二人分のご飯なんて大して量増えないですよ?」
以下略



158: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:09:31.68 ID:b5OocTuo0

そうして、夕飯を終え。
和やかな食事時間中とは打って変わり、"本番"が始まった。
トールの間合いは近距離〜中距離を最も得意とするものだ。
遠距離だったとしても、追いついてしまえば問題ない。
以下略



159: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:10:23.54 ID:b5OocTuo0

アーク溶断ブレードの一振りで、フランベルジェが損傷する。
建宮は距離を取り、ともすれば何を避けているのかわからない回避をしながらトールへ間合いを詰める。
生活の中に紛れる魔術記号を取り入れて術式を完成させる彼らにとっては、動き一つ一つに意味がある。
食事や衣服、動き、徹底されたそれらは、一つの完璧な勝利を生み出す為に。
以下略



160: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:10:49.51 ID:b5OocTuo0

再び、言葉のない真剣な戦いが再開する。
トールの手加減とは、一般人のそれとは訳が違う。
言うなれば、フィアンマが『聖なる右』を使う・使わないの問題に等しい。
ひときわ強力な術式を用いなければ、周囲に被害は出ない。
以下略



161: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:11:49.44 ID:b5OocTuo0

五和は思わず敵意を抱くのを避けられず。
やや鋭い視線をフィアンマへと向けた。
しかし、思っていたような悪意は感じられない。
女教皇―――神裂火織を馬鹿にしているような態度でもない。
以下略



162: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:12:16.90 ID:b5OocTuo0

「……降参させてもらうのよな。しかしお前さん、強いな」
「ま、伊達に戦ってきてねえからな。……しかし」

ぐるり、とトールは視線を巡らせる。
以下略



163: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/11/21(木) 23:14:14.63 ID:b5OocTuo0

今回はここまで。

「魔法少女か…なあトール、俺様もなれるかな?」
「やめろ。お前の場合立場的に因果がヤバい」


164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/21(木) 23:28:47.08 ID:YvbE0eg2o
きゅっぷい


165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 00:11:28.19 ID:JZSmoHEco
乙でした


166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 14:00:26.67 ID:xCk+Pg9SO
乙っぷいなのよな

ねーちんとの邂逅はいつになるやら。まぁ会っちゃったら会っちゃったでアックアさんに勝てなかったトールでは…


1002Res/658.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice