過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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254: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/09(月) 22:04:27.83 ID:h0Jw89pJ0

ようやく、泣き止んで。
フィアンマは他の右席と教皇へ向き直る。
赤い髪を揺らし、微笑みを浮かべた。

「迷惑をかけたな」
「皆心配していましたよー?」
「それは理解している。すまなかった」
「謝る位なら最初から失踪なんてするんじゃないわよ」

手を伸ばす。
虚空から取り出したのは、一本の杖。
口の中で詠唱をして、彼女は目を閉じた。

「過ごした思い出は、全て俺様が持っていく。
 今日、今、この瞬間から。……お前達は、俺様にとって、只の―――ただの、部下だ」

今日は、別れの日。
大好きな人達と、恋人と、その全てに別れを告げる日。


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