過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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903
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:49:55.79 ID:8S7XW5N50
予定通り、三時間程の外出の後。
『ただい………』
以下略
904
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:50:32.65 ID:8S7XW5N50
色んな知り合いを当たった。
そのいずれの答えも、『知らない』だった。
もはや恐怖と焦りしかなくなった。
以下略
905
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:51:06.01 ID:8S7XW5N50
部屋に入った途端、濃厚で厭な血の臭いがした。
ありとあらゆる拷問道具がそこかしこに落ちている。
『………、…』
以下略
906
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga !red_res]
2014/04/27(日) 22:52:14.37 ID:8S7XW5N50
そして、それは。
とても見慣れた、美しい赤色に、よく似ていた。
以下略
907
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga !red_res]
2014/04/27(日) 22:53:21.18 ID:8S7XW5N50
『う、ぇェええええッッ!!』
耐え切れなかった。
人形なんかじゃなかった。
以下略
908
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:54:25.51 ID:8S7XW5N50
薬を使われているのか、あるいは何らかの呪術か。
倒れたままの彼女は、力なくぼんやりとした表情を浮かべていた。
失血のせいで抵抗出来なかったのかもしれない。
薄い腹部は開腹され、だらだらと血液が床に広がっている。
以下略
909
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:54:59.79 ID:8S7XW5N50
『ああ、無事だよ。間に、合った。隣の部屋で、即席で作ったベッドに寝かせてる。
お前によく似てるよ。髪が赤くて、顔も可愛い赤ん坊だった』
『そう、か……よか、った』
以下略
910
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:55:58.33 ID:8S7XW5N50
そうして、彼は大切なものを喪った。
その後の人生において、同じようなものも見つからなかった。
彼は欠けて、狂ったまま、全てが変わってしまった。
そしてそんな彼を、誰も慰めなかった。
以下略
911
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:56:25.49 ID:8S7XW5N50
世界中の恋人を、親子関係を、人間関係の全てを。
変装術式で欺き、利用して、瓦解させた。
その不和は世界中に広がり、戦争という形に出力された。
以下略
912
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2014/04/27(日) 22:57:38.83 ID:8S7XW5N50
『……トールは優しい』
独り言は、とても愛おしいものだった。
きっと、喧嘩でもしたのだろう。
以下略
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