過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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908: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:54:25.51 ID:8S7XW5N50

薬を使われているのか、あるいは何らかの呪術か。
倒れたままの彼女は、力なくぼんやりとした表情を浮かべていた。
失血のせいで抵抗出来なかったのかもしれない。
薄い腹部は開腹され、だらだらと血液が床に広がっている。
以下略



909: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:54:59.79 ID:8S7XW5N50

『ああ、無事だよ。間に、合った。隣の部屋で、即席で作ったベッドに寝かせてる。
 お前によく似てるよ。髪が赤くて、顔も可愛い赤ん坊だった』
『そう、か……よか、った』

以下略



910: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:55:58.33 ID:8S7XW5N50

そうして、彼は大切なものを喪った。
その後の人生において、同じようなものも見つからなかった。
彼は欠けて、狂ったまま、全てが変わってしまった。
そしてそんな彼を、誰も慰めなかった。
以下略



911: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:56:25.49 ID:8S7XW5N50

世界中の恋人を、親子関係を、人間関係の全てを。
変装術式で欺き、利用して、瓦解させた。
その不和は世界中に広がり、戦争という形に出力された。

以下略



912: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:57:38.83 ID:8S7XW5N50

『……トールは優しい』

独り言は、とても愛おしいものだった。
きっと、喧嘩でもしたのだろう。
以下略



913: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:58:21.64 ID:8S7XW5N50





以下略



914: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/04/27(日) 22:59:03.21 ID:8S7XW5N50

今回はここまで。
狂うだけの理由があるので厳密にはヤンデレじゃないような気もする。


915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/28(月) 00:03:44.28 ID:HLGzFPQq0
乙でオロロロロ…




916:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/28(月) 10:54:52.62 ID:vw0yOa5Y0
たまげたなぁ……そりゃあ、トールさんが狂うのも頷けるわ
フィアンマちゃんの最期が悲惨すぎてもうこんなせかいいやだ

ほんと乙でした、うぇええ…


917:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/28(月) 22:22:51.92 ID:R+n0dlGb0
そいつらの宗教に深く関わりのある人物全部血祭りにあげたい
ありとあらゆる拷問を駆使して長く苦しめながら公開処刑したい

おまえ等も殺ろうぜ


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