110: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:10:15.97 ID:199Q0AEFo
顔をしかめ、眼を閉じると、先ほど逆流してきた、大勢の穢らわしい劣情が凛の脳にリフレインする。
――ああ、凛ちゃん……! 今日も微笑んでくれてるね! あぁ、はぁっ!
111: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:11:01.78 ID:199Q0AEFo
「はぁ……はぁ……なんなの、これ……」
湧き上がる吐き気を、ゴクリと空唾を呑み込んで、抑えつけた。
だめだ、今日はさっさと帰ろう……。
112: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:12:15.79 ID:199Q0AEFo
そのまま事務所の扉を開けて退出し、エントランスをふらふらと進む。
――さっきのリフレイン、最後のあれは一体なに……?
113: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:13:19.71 ID:199Q0AEFo
――これは昨夜のことなの?
――どうして新宿なんかに?
114: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:15:06.25 ID:199Q0AEFo
そこまで考えたところで、瞼の向こう側に映される場所は、裏路地へと変わった。
「――っ!?」
慌てて眼を開け、周りをきょろきょろと見廻すが、間違いなくここはCGプロの玄関ホールだ。
115: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:15:50.06 ID:199Q0AEFo
個室の鍵を閉め、白いショーツに隠された、誰にも許したことのない――はずの――場所へ、人差し指と中指を深く挿れると。
……指先に何か、ぬるりと、くっつく感覚があった。
自らの分泌液とは明らかに異質なそれ。
116: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:16:57.35 ID:199Q0AEFo
ぎゅっと塞いだ眼を、片方だけ薄目にして、手を確認したその瞬間。
驚愕に眼を見開き、膝の力が抜け、とすん、と尻餅をつく。
117: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:17:33.14 ID:199Q0AEFo
「あ……ぁ……」
身体はカタカタと震え、絶望に揺れる双眸から、一本の筋が頬を伝った。
そうだ。
118: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:17:59.79 ID:199Q0AEFo
輪姦―おか―された。
119: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:18:26.44 ID:199Q0AEFo
凌辱―おか―された。
120: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/11/02(土) 18:18:52.43 ID:199Q0AEFo
蹂躙―おか―された。
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