過去ログ - 【安価】苗木「今日から2年生か・・・」【ダンロン1+2】
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2013/11/26(火) 06:46:45.52 ID:BVhJwVsq0
賢吾は目を見開いた。
瑠衣斗に振り下ろしたはずの刀に、咲良がしがみ付いていた。
教室で銃弾を受けそうになった麗を護った時と同じように、瑠衣斗を突き飛ばして刀の軌道から逸らし、自身が刀を受け止めたのだ。
刀が何かに刺さったような感触は無かった、しかし咲良の下にはぽつぽつと血液が滴り地面に染みを作っていた。
咲良はゆっくりと身体を離した。
俯いたままで表情はわからなかったけれど、刀身を受け止めていた咲良の掌がすっぱりと裂け、白い手は真っ赤に染まっていた。
「駄目…榊原くん…あたしを…殺したらいいじゃない…
瑠衣斗くんは…関係ない…やるならあたしにして…お願い…ッ」
賢吾の手から刀の柄が滑り、かしゃんと音を立てて地面へ落ちた。
特別に想う女の子の心も身体も傷付けた。
特別に想う女の子に「あたしを殺して」と言われた。
頭をハンマーで殴られたような感覚が賢吾を襲い、身体の震えが止まらず、あまりの心臓の痛みに吐きそうになる。
「嫌よ、どうしてあなたのお願いを聞かなきゃいけないの?
考えが変わったの、あなたは後回しにすることにしたのよ。
…まあいいわ、気分が萎えちゃった。
さあ、季莉ちゃんたちのことも心配だしもう行くわよ、賢吾」
雪美は刀を拾って賢吾へ差し出してきたので、賢吾は反射的にそれを受け取った。
先に歩きだした雪美に引っ張られるように、賢吾も後を追った。
一刻も早くここから離れたかった――傷付けておきながら言うのもおかしな話だが、これ以上傷付き涙を流す咲良を見ていたくなかったのだ。
「待てッ!!」
瑠衣斗の怒号と、それを掻き消すような破裂音が響いた。
振り返ると、瑠衣斗が銀色に光るリボルバー式拳銃(S
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