過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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474: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:09:01.27 ID:t533iV/Vo

 男の言葉を聞いた少女は立ち上がって部屋の中にあった二つの鉄扉のうちの一つを開ける。
 扉からは外の日差しが入り込んで一本の蛍光灯のみで照らされていた薄暗い部屋の中に光をとり込む。

『いってきます。隊長』
以下略



475: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:09:51.42 ID:t533iV/Vo

「おはようございます。ちひろさん」

「あら?おはようございます楓さん。今日は随分と早いですね」

以下略



476: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:10:28.61 ID:t533iV/Vo

「たしかにそうですね。……意外な人との人脈も持っているみたいですし、今まで何してきた人なんでしょう?」

 楓の疑問に対して、ちひろは腕を組んでうーんと唸る。

以下略



477: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:11:34.25 ID:t533iV/Vo

「たしかによくありそうな名前だとは思いますけど、もしかして知り合いですか?」

 ちひろのこの質問に対しては、楓はすぐに首を横に振る。

以下略



478: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:12:15.28 ID:t533iV/Vo

※※※

 『プロダクション』にたどり着いた私は事務所へ続く階段を上っていく。

以下略



479: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:13:16.79 ID:t533iV/Vo

 それはまさに一瞬だった。
 ピィの目の前にいたジョンが、『プロダクション』に入ってきたアーニャを確認した時、ニヤリと笑った。

 その表情の変化は、彼の雰囲気を180度一変させる。
以下略



480: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:13:54.52 ID:t533iV/Vo

 頭部を失った体は、どさりとその場に倒れる。
 日常によって守られていたはずの『プロダクション』は一瞬で崩壊した。

「……おい、アーニャ?アーニャ!」
以下略



481: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:14:36.66 ID:t533iV/Vo

「いつまでジョンジョン言ってんだよ。俺は適当に映画から偽名を拝借しただけだ。それにしてもようやく頭が冷えてきたか?」

 退屈そうにジョン・ロウと名乗っていた男は言う。

以下略



482: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:15:10.20 ID:t533iV/Vo


「じゃあ、アーニャ、アナスタシアをこんな風にしたのも……」

「当然、俺だよ。まぁほんのあいさつ代わりだけどな」
以下略



483: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2013/12/26(木) 02:15:44.44 ID:t533iV/Vo

「まったく、素人が慣れないことするもんじゃねえよ。激情に任せて跳びかかってくるなんていい大人がすることじゃねえって聞こえねえか。今のその状態なら」

 隊長は立ち上がってうずくまるピィの隣を過ぎて、倒れるアーニャの体の元へと向かう。

以下略



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