過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
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743: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:23:11.74 ID:HumleWzDO
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「家庭訪問にしては突然過ぎやしませんか、センセイ?」

 亜里沙と向き合って座る黒衣Pの表情はぎこちない。その隣で洋子もまた不動。
以下略



744: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:26:10.10 ID:HumleWzDO

‐2‐

 ネオトーキョー第一産業区。ごく初期に開発され、今では辺境と化した一画に、その施設はひっそりと存在していた。
 地上部分に見えるのは寂れた工場……その正体は、地下十層に及ぶオワン形状の暗黒娯楽施設“女狐の巣”だ。
以下略



745: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:29:16.45 ID:HumleWzDO
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 夜のハイウェイを疾駆する一台の軽バン。側面には朱色ファイアパターンで彩られた『アイドルヒーロー同盟』のステッカーが輝く。
 システムを自動操縦に切り替えた運転席で、エボニーコロモは情報整理に勤しんでいた。
 彼らが“代表”と呼ぶ直属の上司は、配下に数名の情報収集エキスパートを有している。
以下略



746: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:32:37.26 ID:HumleWzDO

 結果として今回の事件が起こり、ルナール社の奥ゆかしい配慮は台無しになった。
 では、囚われのタカラダ社長はどこに? 答えは既に出ている。社用軽バンは『第一産業区』の看板が立つ出口を抜けた。
 目指すは地図にも記されていない辺境の暗黒施設。その存在を知るのは、ルナール社でも一部の重役!

以下略



747: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:35:15.20 ID:HumleWzDO

‐3‐

「すみませんねミス・トーゴー。本当はもう少し寛いでいただきたかったのですが」

以下略



748: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:38:22.48 ID:HumleWzDO

「この金属シャコ、アンタにとって余程大切な物だと俺は踏んでるんだが」

 同時にドロイドが動き、ハナの可動部を曲がらない方向に曲げようとする!
 何たる非道! オリハルコン製ボディは強固だが可動部は比較的脆弱! ハナが苦しげな声を漏らす!
以下略



749: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:41:41.35 ID:HumleWzDO
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 “女狐の巣”最下層はオワン構造をそのまま活かし、フロア全体が中心に向かって緩やかに傾斜する円形闘技場となっている。
 そして今、闘技場中心で向き合う一人と一体! テストの名を借りた傭兵解体ショーの始まりだ!

以下略



750: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:44:47.86 ID:HumleWzDO

 ドロイドが右腕を振り上げる! 不可視の磁力ワイヤで引っ張られたナックルは一本釣りめいて急上昇する!
 頭に血が上る感覚! 視界が赤く染まる! このまま頭を天井に打ち付けられて死んでしまうのか!?
 せめてものガード体勢をとった直後、天井の一部が円形に赤熱、熔解した! 液化天井を突き破り朱色の人影!

以下略



751: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:47:50.14 ID:HumleWzDO

‐4‐

 闘技場を見下ろす特別観覧室。ハナを足先で小突きながら、ジュダマツは上機嫌であった。
 オタカラダのヒラ社員に過ぎない彼に“オツカイ”を名乗るルナールエージェントの男が接触したのは一週間前のことだ。
以下略



752: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:51:11.71 ID:HumleWzDO

「オイ、あのアイドルヒーロー妙だ」

 共犯者たるオツカイが口を挟んだ。

以下略



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