105: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/03/05(水) 17:14:49.24 ID:2xY/BUup0
その頃、教室ではアスカとヒカリが感動の再会を果たしていた。この日、何週間かぶりにヒカリが学校へと登校してきたのだ。
「ヒカリー、久しぶりじゃない! どうしてたのよ、今まで。ずっと学校に来なくて心配していたのよ!」
「うん……ちょっとね」
ヒカリは、少し困ったような笑顔で応えた。
「病気……みたいなもので今まで家に。でも、もう完全に治ったから」
「そうだったの? 大変だったわね。心配だったから、一回だけ家に行ってみたんだけど、いないからって断られちゃってさ」
「そうなんだ……。ごめんね」
謝りつつ、ヒカリはふと視線をちらりと移して、アスカと一緒に入ってきたトウジを眺めた。
やはり変わらずセーラー服。
それを見るヒカリの瞳は物悲しそうであったが、諦めがついた様な感じも多分に含まれていた。
やさぐれた様にヒカリは息を吐く。
162Res/108.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。