4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/25(月) 23:48:58.45 ID:2LUuHdJ70
 「わぁ……………!」  
  
  目的地である山の頂上付近の広場に着くなり、アナスタシアは我先にと車を降り、目を輝かせた。  
  
 「プロデューサー、Звезда…………星です!」    
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2013/11/25(月) 23:49:29.74 ID:2LUuHdJ70
 「………プロデューサー?」  
  
 「ああ、悪い。………ほら、シートを持ってきてある。寝転んで夜空を眺めるといい」  
  
 「Действительно? ………アー、本当ですか? 用意がいいですね」  
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:49:56.01 ID:2LUuHdJ70
  あの天体観測からしばらくして、ついにアナスタシアはデビューした。  
  
  日本ではあまり見受けられないそのビジュアルは人々を魅了し、謙虚ともいえる姿勢が反感を生むことなくアナスタシアというアイドルを世間に広めた。広めたはずなのだが………。  
  
 「プロデューサー、星を見に行きたいです」  
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/25(月) 23:50:39.16 ID:2LUuHdJ70
  目的地へ向かう車中では、以前のように居心地の悪い沈黙が生まれることがなくなった。   
  
 「今日、幼少組に無表情で怖いって責め立てられたんだが………」  
  
 「ダー………プロデューサー、滅多に表情が変わりませんもんね」  
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:51:06.45 ID:2LUuHdJ70
 「………お?」  
  
  目的地へと続くとされる道には、草木が生い茂っていた。  
  
 「………しまったな。カーナビが古いんだった」  
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/25(月) 23:51:34.51 ID:2LUuHdJ70
 「………重く、ないですか?」  
  
 「まったく。むしろ軽すぎて驚くくらいだ。ちゃんと飯は食べれているか?」  
  
 「ダー。寮のご飯美味しいです。お菓子がよく出るのが玉に瑕ですけど………」  
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:52:00.97 ID:2LUuHdJ70
  目的地に着いたはいいが、  
  
 「しまったな………」  
  
 「今日はНеудача………失敗が多いですね。もしかして、お疲れですか?」  
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/25(月) 23:52:27.46 ID:2LUuHdJ70
 「………重く、ないですか?」  
  
 「まったく。むしろ軽すぎて驚くくらいだ。ちゃんと飯は食べれているか?」  
  
 「ダー。寮のご飯美味しいです。お菓子がよく出るのが玉に瑕ですけど………」  
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:53:06.90 ID:2LUuHdJ70
 「………寝心地は悪くないか?」  
  
 「………大丈夫です」  
  
 「………固くないか?」  
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/25(月) 23:53:40.57 ID:2LUuHdJ70
  アナスタシアがユニットを組むことになった。  
  
  その名もにゃん・にゃん・にゃん。  
  
  ………高峯や前川が猫耳を付けているのは見たことがあったが、アナスタシアの選考理由が「アーニャ」という彼女の愛称から「あーにゃん」という名前が思いついたので、というよく分からないものだった。 
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