過去ログ - 【魔法少女まどか☆マギカ】 神の子の物語
1- 20
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/28(木) 22:52:11.96 ID:XGcLYe//0
「ああっ…」

どうしてだろう。涙が、止まらない。

ぬぐってもぬぐってもあふれ出てくる。


顔……洗わなくちゃ…。



部屋を出て、洗面室に入る。

そこは、ガラス張りの広い部屋で、いまは夕暮れの日照りを反射してオレンジ色に輝いていた。


ばしゃばしゃっと顔を洗い、鏡をみた。

目を赤くさせた、泣きじゃくった顔があった。


髪には赤いリボンが結んであった。


「あっ…」

そこでまどか初めて気がつく。

「ほむらちゃんのリボン……だったのに」

学校案内をしてくれたほむらによって結ばれたリボン。初体面なのにいきなり結ばれたリボン。



返さなくちゃいけなかったのに。

結ばれたまま…家に着いちゃった。

明日、返さなくちゃ。ほむらちゃんに。


赤いリボンを解こうと、髪に触れたとき、衝撃が走った。

リボンと指がこすれあう。



そして、そのとき、目の前に宇宙が広がった。


幻覚だろうか。

でも、間違いなく、いま鹿目まどかの視界には、宇宙があった。

銀河があり、惑星があり、恒星があり、星斗が無数に浮かび、煌いていた。


「…ええ!?」

驚いた声をあげたまどかの顔は、鏡の中で変化していた。


目の色が金色に変わっていた。

ピンク色をした髪は、腰下まで伸び、銀河の浮かぶ宇宙空間に漂った。


服は、制服から、純白のドレスに変わった。


羽が背中に生えて、桃色の光を、きらきらと放つ女神。

強烈なパワーに溢れている。何もかも吹き飛ばしそうな強さがある。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
712Res/620.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice