過去ログ - 【魔法少女まどか☆マギカ】 神の子の物語
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[saga]
2013/11/28(木) 22:53:02.50 ID:XGcLYe//0
「なに…!?」
鹿目まどかが叫ぶと、女神も何かを叫んだ。
…だれ!?
「きゃ、きゃああああ」
まどかは、目前にひろがった恐怖に、悲鳴をあげてしまった。
「…まどか?」
とつぜん、背後から声がした。
「きゃああっ」
また、まどかが声をあげる。
はっとなって後ろに振り向くと、母親がいた。
「まどか、どうかしたか?」
「あっ…」
はあ、はあと息を切らすまどかの前に、母親が立っていた。
鹿目詢子。
まどかの母親。
一緒に、アメリカに転居して暮らした家族。
母親がいたら、まどかは、どっと泣き出して、母親の胸に飛びついた。
「ううううう…!」
大きな声たてて号泣する。体は、震えた。
「どうした、まどか?」
母親は、泣き出す娘を抱きかかえて、そして、心配そうな顔をした。
「登校初日に泣くなんて……友達できなかったのか?」
「うう…!」
まどかは、母親の胸の中で泣けるだけ泣いたあと、顔をみあげて、母親に不思議な問いを発した。
「ねえ…ママ。私のこと覚えてる?」
娘の不安な顔が母を、涙目で、見つめて、縋る。
「私が小学校に通っていた頃のこと、覚えてる?」
鹿目詢子は、娘の突飛もない質問に、おどろいた。
大きく口を開いてしまって、驚愕したが、母親は優しく答えた。
「何いっるんだ、まどか。当たり前だろう。まどかが小学校に通っていた頃のこと、よく覚えてるよ。
母親に妙な質問するもんじゃないぞ?」
まどかは、目を伏せて、目を閉じた。
涙が溢れでていたが、安心した顔だった。「…よかった。ありがとう、ママ」
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