24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 15:48:57.79 ID:+Oyxot1X0
ビルから出るといきなり木枯らしが襲ってきました。
「きゃあ、もう何よこの風!」
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 15:55:33.72 ID:+Oyxot1X0
てくてくと歩いていくこと二十秒。
現場はすぐそばにありました。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:00:41.09 ID:+Oyxot1X0
穴を覗き込んでみますが、真っ暗なので中を伺うことはできません。
さっきまで聞こえてきた声もしていないので、もしかすると風の音と間違っちゃったのかな?
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:05:40.85 ID:+Oyxot1X0
びくっと二人揃って後ろに一歩下がります。
「かっか!かっか!」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:09:34.13 ID:+Oyxot1X0
はるかさんは何度も飛び跳ねては土に身体を擦りつけています。
そのせいか、垂直に掘ったはずの壁が削られ、丸みを帯びていました。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:23:35.89 ID:+Oyxot1X0
「良かったぁ……」
何とか助け出すことができて、ほっと胸を撫で下ろします。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:37:54.76 ID:+Oyxot1X0
車が止まると、伊織ちゃんが心配そうな表情をしました。
「雪歩、ほんとに大丈夫?」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:49:16.66 ID:+Oyxot1X0
家に帰ってから最初することはお風呂です。
はるかさんは予想以上に泥だらけで、髪からもぽろぽろと土が落ちてくるくらいでした。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:52:30.24 ID:+Oyxot1X0
洗面器に掬ったお湯をはるかさんにかけると、泥が溢れ出てきました。
お湯をかけても大丈夫かとドキドキものでしたが、増えることはありませんでした。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:53:58.01 ID:+Oyxot1X0
はるかさんを片手で抱えたまま何とか自分の身体を洗い終え、湯船に浸かります。
ぴったりな湯加減に、肩の力がすぐに溶け出して行きました。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage sage]
2013/12/07(土) 16:58:22.98 ID:+Oyxot1X0
泥だらけだった服は、お母さんが真っ先に洗濯し、アイロンをかけてくれたのでもう準備万端でした。
単に自分が長風呂なだけかもしれませんが、お母さんの仕事はすごく早いです。
70Res/43.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。