過去ログ - 日向「信じて送り出した七海が」狛枝「2スレ目かな」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/05(水) 05:06:02.79 ID:peHDovB80
目の前に現れたのは、生まれながらの明るい色の髪と白皙の肌、その中で光る赤みの強い瞳――利央の“好敵手”、城ヶ崎麗だった。
後ろから追いかけてきたのは麗と共に教室を出た木戸健太(男子六番)・朝比奈紗羅(女子一番)・鳴神もみじ(女子十二番)だ。
麗たちはやる気ではないはずだ――体の力が一気に抜けた。
「悲鳴が聞こえてさ、急いで来てみたんだけど…何かあったのか?」
麗が辺りを見回しながら利央たちの方へ近付いてきたので、利央はその両肩に手を置いて動きを止めさせた。
訝しむ麗に対し、利央は首を横に振って見せた。
「見ない方がいい…如月の班が、そこで…死んでる」
麗は大きく目を見開いた。
利央は驚愕する麗の表情を改めて見、気付いた。
麗の目が酷く腫れていることに。
あ…そうか、池ノ坊が名前を呼ばれていたからか…
城ヶ崎も、泣くのか…
麗はいつも自信満々に笑みを浮かべている印象がとても強いので、泣いている姿など想像できなかった。
しかし、幼い頃から一緒にいたという池ノ坊奨(男子四番)が先程の放送で名前を呼ばれていたのだ、言葉では言い表せない程に悲しんだに違いない。
「城ヶ崎……その…池ノ坊のこと…何て言えばいいか……お悔やみを…言う…」
何と声を掛けるべきなのかわからないが、あの麗が目を腫らすまで泣いたのだから何も言わないわけにはいかなかった。
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