過去ログ - これは、幻想に打ちのめされた男の話
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135: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:27:00.20 ID:SeQRNv+uo
「その彼が現れたが現れた時期と、人喰い妖怪がはびこるようになった時期は一致している
──関係を疑わない方が不自然よ」
「今、そいつがどこにいるか分かる?」
136: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:31:04.17 ID:SeQRNv+uo
「……伝えたいことも尽きたところで、私は御暇させてもらうわね」
そう言って紫は、自らの生み出したすきまに消えた。
137: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:35:36.59 ID:9KnlI/rHO
***
138: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:38:13.10 ID:9KnlI/rHO
強烈な妖気が、内部を渦巻く。その主は、1人だけではなかった。
しかし主な発生源は多数の部屋の内の1つであるので、そこに強者が集まっていることになる。
139: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:39:04.35 ID:9KnlI/rHO
強烈な妖気が、内部を渦巻く。その主は、1人だけではなかった。
しかし主な発生源は多数の部屋の内の1つであるので、そこに強者が集まっていることになる。
140: ◆3vJ/24qVzU[sage]
2014/01/11(土) 12:39:50.44 ID:9KnlI/rHO
>>139はミス
141: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:43:50.68 ID:SeQRNv+uo
少年から話は切り出された。
142: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:48:04.58 ID:SeQRNv+uo
「幻想郷の人間の当事者意識が薄いのは今に始まったことじゃないアル。
だからこの計画があるネ」
中国妖怪は、協和語被れの日本語でそう述べると、テーブルの上のコップに手を伸ばし、
中の液体を飲み干した。鉄の臭いに真っ赤な色。
143: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:55:08.70 ID:SeQRNv+uo
「……明日はユートピー、お前が地上を偵察してこい」
それは命令だった。喰贄死暮の命令。彼がリーダー格のようだ。
144: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 12:58:52.64 ID:SeQRNv+uo
145: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/11(土) 13:01:26.56 ID:SeQRNv+uo
「我もついて行くアル。……探し物があるネ」
「1700年も探して見つからないんだから、いい加減諦めなさいよあなた」
「女には分からないアル。男の大切なものを失った哀しみは……」
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