462:1[saga]
2014/04/17(木) 23:56:46.52 ID:b3EhonDw0
14.サヨナラハイワセナイ
まどかは、開口一番にほむら向けてこう言った。
「ほむらちゃん……行かないで!!」
463:1[saga]
2014/04/17(木) 23:57:34.21 ID:b3EhonDw0
そして、まどかの眉間に銃口を向けたのだ。
「……」
464:1[saga]
2014/04/17(木) 23:58:34.19 ID:b3EhonDw0
(ダメ……!!)
マミは、反射的に目を瞑っていた。
465:1[saga]
2014/04/17(木) 23:59:32.03 ID:b3EhonDw0
ほむらは、ふっと溜息を吐き出し、ゆっくりと口を動かし始めた。
「貴女達は、勘違いしてる様だけど……。
私は自分自身で望んで、修羅の道を進んでいるのよ。今更戻る気も無いし、戻れるとも思っていないわ。
466:1[saga]
2014/04/18(金) 00:00:19.05 ID:LclOKfoA0
「ここで、永久にサヨナラじゃないわ。
生きていれば……きっとまた会う事でしょう。その日を、心待ちにしている。だから、あえてこう言わせて貰うわ。
また、会いましょう」
467:1[saga]
2014/04/18(金) 00:01:32.55 ID:LclOKfoA0
夕暮れ時。
あすみは、一人で見滝原の郊外に来ている。
468:1[saga]
2014/04/18(金) 00:02:31.11 ID:LclOKfoA0
後ろを振り返り、あすみは物陰に隠れる魔法少女を見つめながら、一言声を掛けた。
「こそこそ隠れてないで、出てきなよ」
469:1[saga]
2014/04/18(金) 00:03:31.56 ID:LclOKfoA0
「それに……もう二度と来る事はないしね」
あすみは、そう言い切った。
470:1[saga]
2014/04/18(金) 00:04:25.52 ID:LclOKfoA0
「……あの人たちは、あなたの仲間じゃないのですか?
一緒に魔獣と戦う魔法少女のチームじゃ無いのですか?」
なぎさは、早口で言葉を次々に出していた。尻上がりに語尾も強まっていく。
471:1[saga]
2014/04/18(金) 00:05:00.88 ID:LclOKfoA0
「……今、解りました。
私は、あなたの事が嫌いです」
なぎさは、断言した。
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