過去ログ - 「ボクはアスカ、二宮飛鳥」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/21(土) 21:51:40.93 ID:lrmjZoLy0
期待してる


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2013/12/21(土) 22:01:24.29 ID:3QTAMOcL0
期待
全裸で舞ってる


19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:45:13.57 ID:YZI5cFkOo
ありがとうございます。再開します


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:46:18.74 ID:YZI5cFkOo
 「ああ、この辺で降ろしてもらって結構です。家、すぐそこなんで」

 15分程のドライブの末、ボクはようやく自宅の近くまでたどり着いた。

 彼は本当にただの善意の人だったらしい。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:47:47.07 ID:YZI5cFkOo
 「あのさ、ちょっと待ってくれ」 その時だった。

 彼はボクを呼び止めると、スーツの内ポケットに入れていた名刺入れから名刺を一枚取り出し、慣れた手つきでボクに手渡した。

 「これはただの営業なんだけど」 彼は真剣な先程までとは違う真剣な目つきでボクを見つめながら話を切り出した。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:49:12.92 ID:YZI5cFkOo
× 彼は真剣な先程までとは違う真剣な 
○ 彼は先程までとは違う真剣な 


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:50:35.20 ID:YZI5cFkOo
 じゃあ、これで。

 それだけ言ってから彼は営業用のバンで去って行った。

 ボクは呆気にとられて、しばらく立ち竦んでいた。あれが所謂、ナンパってやつなのだろう。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:52:04.27 ID:YZI5cFkOo
 ……それにしても気障な男だったな。営業なんて言葉を使ってナンパするなんて。

 ――でも、悪い気はしなかった。

 今思えば、彼がボクを車に乗せてくれたのは下心があったからに違いないけれど、だからと言って彼に嫌悪感を覚える事は無かった。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:53:38.28 ID:YZI5cFkOo
 次にその名刺の存在を思い出したのは、その日の深夜、上着のポケットから財布を取り出した時の事だった。

 財布と一緒にポケットに入っていたその紙切れは、財布を取り出す際にひらりと床に着地した。

 ボクは名刺を拾い、ついでに何となしに名刺に目を通した。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:55:28.28 ID:YZI5cFkOo
 別れ際の彼の台詞がフラッシュバックする。

 「これはただの営業なんだけど」――あの言葉は、気障な口説き文句なんかじゃなかったんだ。

 先程まではポケットの中で埋もれていた紙切れが、今は非日常へ続くチケットのように輝いて見えた。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 22:58:00.78 ID:YZI5cFkOo

 「連絡をくれたって事は、アイドルに興味があるって考えていいのかな?」


 二日後の午後、この前のバス停の近くの喫茶店でボクは彼と再会した。
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