過去ログ - ペリーヌ「Dazzling Dawn」
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1:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:37:13.20 ID:luaxMJHq0



今回はかなり地の文が入っているので苦手な方はブラウザバックして下さい。
ペリーヌ「高秋のフォーマルハウト」の続きです。
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前スレ:【R-18】エイラ「サーニャがチャHしてル……?」
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「んー、良い時間だなー。……そろそろ行くか」

駅近くのデパート、屋外噴水に設置されたベンチに座る私は冷え切った紅茶を飲み、隣に座る彼女はこんな寒空の中、コーラを飲んでいた。
最後までストローを吸いきると、近くにあったゴミ箱へカップを投げて立ち上がりながら私に声をかける。

「結構買ったなぁペリーヌ。もう買い忘れは無いか?」

もう、とは私が後から後から何度も買い忘れを提案したからだ。
そう、提案。
元々買う予定なんか無かった雑貨を大量に買ってしまった。
所謂無駄遣い、というやつなのだろう。
アレもコレも見たいとせがむと彼女は文句の一つも言わずに来てくれた。

そうでもしないと、彼女はすぐに行ってしまうから。




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2:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:39:41.57 ID:luaxMJHq0



「じゃあ、私はここで。まだ今年中は会うだろうから、またな」

以下略



3:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:40:24.97 ID:luaxMJHq0



行かないで、とは言えなかった。

以下略



4:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:41:10.60 ID:luaxMJHq0



別れた噴水の広場でぼーっと立ち尽くす。
私を取り囲む人々は皆楽しそうに誰かと話しながら歩いている。
以下略



5:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:41:44.40 ID:luaxMJHq0



お零れ。
それでいい、今日半日一緒に過ごせただけ良かった。
以下略



6:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:42:11.83 ID:luaxMJHq0



瞬間、耳をつく鐘が聞こえた。
ゴーンと、荘厳な音を発する時計台を見ると、時刻は17時を迎えたところだった。
以下略



7:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:47:33.19 ID:luaxMJHq0



年末の予定について考えながら舗装されたアスファルトを、人の波を避けながら往く。
宿題に予習、ミュージカルにも連れて行って欲しい、あぁどこかに旅行に行くと言っていたかしら。
以下略



8:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:50:02.00 ID:luaxMJHq0



そうこうしているうちに、ちょうど映画が終わった頃だろうか、人が溢れ出てきた。

以下略



9:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:50:44.05 ID:luaxMJHq0



あぁ……そういえば。
この映画館は一つのスクリーンでしか上映しない。
以下略



10:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:51:51.70 ID:luaxMJHq0



駅に着き、電車に揺られ、地元で降り、フラフラと一言も発さず家へと向かう。
腕時計の針は19時30分を教えてくれる。
以下略



11:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:52:18.84 ID:luaxMJHq0



「一人?」

以下略



12:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:52:45.37 ID:luaxMJHq0



「はい、お水と……ブランケット。決まったら呼んでね」

以下略



13:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:53:26.19 ID:luaxMJHq0



「……?」

以下略



14:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:54:15.72 ID:luaxMJHq0



注文したモノが来るまで、紙ナプキンが入った三角の置物を指でなぞりながら年内はどうしようか、とさっきの続きを考える。
それでも、家族以外との予定は無く、冬休みの予定はまったく無いのだが。
以下略



15:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:54:59.14 ID:luaxMJHq0



そのとき、あのベルが鳴ると同時に、冷たい風を感じた。
ここからでは誰が入ってきたかは見えないが、私には何も問題はない。
以下略



16:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:55:49.50 ID:luaxMJHq0



目の前に立っているのは、学園の有名人。
この間の文化祭での演劇の主役で、元々高かった人気が急上昇。
以下略



17:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:56:18.76 ID:luaxMJHq0



「名前は? あぁ、いや名乗るなら私からか、私は」

以下略



18:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:56:52.12 ID:luaxMJHq0



「おっと、もうこんな時間か……悪いな、私の話ばかりしてしまって。……そうだ、名前を聞いていいか?」

以下略



19:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:57:20.70 ID:luaxMJHq0



「私にも待っている人がいたんですの。でも、その人は来ない。分かりきっていることですわ」

以下略



20:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:57:51.22 ID:luaxMJHq0



「それなら……どうして、泣いているんだ?」

以下略



21:もーん ◆/Pbzx9FKd2[saga]
2013/12/24(火) 18:58:18.77 ID:luaxMJHq0



行き先?

以下略



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