1: ◆bfI6b2BPvI
2013/12/29(日) 22:11:04.19 ID:YhnWZ6vZ0
この世界に必要なのは、力だ。
金にものを言わせる事など、金に頼る事など出来はしないのさ。
多少は役に立つだろうが、あまり意味をなさないんだよ。
何故なら、強者に奪われるからだ。この世界では、それで全てが片付く。
奪われる側と、奪う側。
上手く立ち回れば生き抜けるだろうが、その見込みは薄いだろうな。
強者に取り入り生きて往く。
それも、弱者にとっては今日を生きる為の一つの手段。それを責める奴なんざ誰一人いないだろうよ。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/29(日) 22:12:24.15 ID:gX/Pi/Iho
期待
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/29(日) 22:13:07.31 ID:YhnWZ6vZ0
だがな、その生き方はあまりに危険だ。
強者。奪う側の者達は、力だけで其処に辿り着いた訳じゃない。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/29(日) 22:16:47.85 ID:YhnWZ6vZ0
この世界に生まれ出た時に、全てが決まってる。
弱者が強者になる為には? そうだな……
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/29(日) 22:20:22.15 ID:YhnWZ6vZ0
もしくは、この世界に存在する筈の無い、希望なんて物を本気で信じまった奴。
まあ、どちらにせよ馬鹿野郎だな。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/29(日) 22:26:09.18 ID:YhnWZ6vZ0
「参ったな。流石に、疲れた」
辺りにある廃墟に入り、片っ端から話しを聞いたけど、あの男の言った通り。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/29(日) 22:28:57.17 ID:YhnWZ6vZ0
「何か、手掛かりがあればいいけど」
行く当てなんて、最初から此処しかない。始まりはこの廃墟。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/29(日) 22:35:41.42 ID:YhnWZ6vZ0
俺か僕か私かで迷ったけど、見るからに僕と言いそうだから、僕と言う事にした。
もし、来世に期待して命を絶った【誰か】の姿が今の僕だとしたら、気の毒だとしか言いようが無い。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/29(日) 22:37:09.25 ID:YhnWZ6vZ0
「少し、休もう」
つまり、戻った所で何も分かりはしない。知っている場所は此処だけ、だから此処に来たに過ぎない。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/29(日) 22:58:03.77 ID:YhnWZ6vZ0
休んだら、他に街があるか聞こう。それで、僕を知っている人に会えば何とか……
失った記憶が、ろくでもない記憶だったら?
11: ◆bfI6b2BPvI
2013/12/29(日) 23:02:28.90 ID:YhnWZ6vZ0
寝ます
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/29(日) 23:12:52.83 ID:gX/Pi/Iho
お休み
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/30(月) 16:53:13.29 ID:ob5l4rOv0
「だから、誰も居なかったのか……」
目を覚ました時、気配を感じた。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/30(月) 16:53:48.56 ID:ob5l4rOv0
「………面倒だな」
それは兎も角、彼等はこの教会の住人らしい。
15: ◆bfI6b2BPvI[sage]
2013/12/30(月) 16:54:43.46 ID:ob5l4rOv0
「逃げ道は無いし、飛び降りるしかなさそうだ」
穴はそこら中に空いている。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/30(月) 16:56:17.85 ID:ob5l4rOv0
寝ます
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/30(月) 18:33:44.84 ID:C5qUGeBVo
乙乙
早いな
昼寝か?
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/30(月) 20:38:27.65 ID:l8AiLJfLo
乙
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/30(月) 22:44:20.80 ID:ob5l4rOv0
足下にあった石ころを蹴ったわけでも、躓いたわけでもないのに、見つかった。
何者かが新たに侵入してきた事も有り得るけど、彼が発した言葉は、僕に向けられたもの。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/30(月) 22:45:36.25 ID:ob5l4rOv0
けど、それは無理そうだ。あの穴から飛び降りたとしても、望みは薄い。
見つからないという前提が、崩れている。飛び降りた先に男二人が来て、終わり。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/30(月) 22:46:46.07 ID:ob5l4rOv0
本当に不気味な声だ。不安になってくる……気がする。
声自体が不気味というわけではなく、声に何も含まれていないのが不気味。
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