過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
1- 20
145: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 00:54:57.45 ID:Q7DrCTuS0





以下略



146: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 00:56:21.57 ID:Q7DrCTuS0

太陽が沈み、僅かながら西の空が紅く染まる時刻。
家の窓からその光景を眺めながら、上条当麻は必死な形相で思案に暮れていた。


以下略



147: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 00:58:17.79 ID:Q7DrCTuS0

上条(何か手は無いか? 何か……)



以下略



148: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 00:58:52.16 ID:Q7DrCTuS0

彼女が料理に手を付けないのは、目の前の家主の様子があまりにも異常だからだ。
普段は滅多に見ないような顔で唸っているのである。
インデックスが食事に手を付けていないという異常にすら気づいていないのだ。
それを見れば、自分だけ呑気に夕飯を貪るのは良くないということは嫌でもわかった。
以下略



149: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 00:59:44.64 ID:Q7DrCTuS0

その理由が自分を守るためだということは知っている。
自分はイギリス清教の『禁書目録』だ。そして当麻は『禁書目録を守護する者』である。
彼が『禁書目録』を危険に晒さないために情報を教えないことは、その立場からすれば何も間違ったことではない。

以下略



150: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 01:00:32.72 ID:Q7DrCTuS0

禁書(でも、少しくらいは頼ってほしいんだよ)



以下略



151: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 01:02:05.79 ID:Q7DrCTuS0

彼に対して命を危険に晒させてまで、何かを成し遂げてもらおうなど思ったことは一度も無い。
仮にそうすることが必要な状況になってしまったとしても、皆で協力すればいくらか危険を減らすことはできるはずなのだ。
それだというのに、いつも周りの忠告を聞こうとはせずに一人で走って行ってしまう。
彼は自分の身に何か起こった時に周りがどんな思いをするのか、これっぽっちもわかっていないのだ。
以下略



152: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 01:02:40.08 ID:Q7DrCTuS0

禁書「……とうまこそ食べないの?」

上条「俺は……いいや。 食欲が無い」

以下略



153: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 01:04:07.05 ID:Q7DrCTuS0

禁書「とうま」

上条「何だ?」

以下略



154: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 01:05:15.05 ID:Q7DrCTuS0

しかしその行動には、『フランドールに手を出そうとしている存在がイギリス清教である』という問題が付き纏う。
彼女はイギリス清教の構成員。しかもかなり重要な立場に居る存在である。
そんな彼女が、自分の所属している組織の意向に真っ向から反対できるのかと言われれば、それは非常に難しい。
仮に反対したとしても、『インデックスの言葉を聞いてイギリス清教が手を引いてくれる』という展開は望み薄だろう。
以下略



155: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/03/17(月) 01:06:39.44 ID:Q7DrCTuS0

上条「あー、それはだな……」

禁書「言っておくけど、嘘ついてもすぐわかっちゃうからね? とうまって意外と顔に出るんだよ?」

以下略



979Res/635.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice