過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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76: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2014/02/16(日) 23:59:31.22 ID:wbjWFEn20

そこまで考えたところで、もう一度自分はどんな学校に入りたいのかを考えてみる。
学校というのは何かを学ぶところ。『何を学ぶ』のかは知らないが、『何かを学ぶ』所であるということだけは理解できる。
自分が学びたいことは何か?言語、数学、科学、地歴、芸術……不死の薬が言うには、学校ではそういったことを学ぶらしい。
しかしこの中に咲夜の学びたいことは無い。と言うよりこれらの分野は誰もが学ぶべきことであるため、
どれかを選び取るということはできないのだが。
だが、これらのことしか学ぶことができない学校に対して、自分はそれほど興味が持てないということは自覚できた。
つまり自分が心惹かれるのは一般的な学校ではなく、不死の薬が選別した特殊な学校なのだろう。



咲夜「先生が探してきてくれた学校を見せてくれませんか?」

不死の薬「いいわよ」



少し厚い紙の束を受け取ると、ぺらぺらとそれをめくってみる。
不死の薬から辞書を借りて本を読み漁っていたことが功を奏したらしく、多少の難しい漢字は理解することができた。


そんな咲夜の様子を見て、さしもの医師二人も驚きを隠せない。
未だ幼い少女が分厚い資料を読む姿は、あまりにも異様な光景だった。




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