23: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 18:09:01.75 ID:03PkuglG0
黒「お前のせいでっ!死んだんだ!だからわたしはッ!お前をずっと恨み続けてきた!憎み続けてきた!」
黒「死んだ後も、その気持ちは変わらなかった!だからこんな姿になってまでこいつの体を乗っ取って恨みを晴らすというわけさ!罪を償わせるというわけさ!」
24: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 21:13:18.32 ID:03PkuglG0
女「……ね、ねえ……何を言ってるの……?」
女「何を言ってるのか……わたし、全然わからないよ……」
25: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 21:15:17.46 ID:03PkuglG0
*
わたしは浮かんでいた。
26: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 21:19:31.30 ID:03PkuglG0
あれは、あの……猫。
そうだ……あの猫は……。
女「………」
27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/05(日) 07:06:06.10 ID:mwsHdVg40
乙。
28: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 12:21:23.06 ID:ZGQjBbVF0
そして……。
……そう、あれは風が冷たくなってきた、秋のある日のこと。
わたしは、学校帰りに車に轢かれそうになったんだ。
29: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 13:02:56.70 ID:ZGQjBbVF0
──死ぬ。
──死ぬ。死ぬ。死ぬ。死ぬ!死ぬ!死ぬ!死ぬ!死ぬ!
──死にたくない。誰か、助けて。
30: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 17:48:18.68 ID:ZGQjBbVF0
わたしは、呆然とするあまりしばらく車の過ぎて行った後の空間を見続けていた。
やっと体が動くようになって、わたしは潰れた『それ』が何なのか分かった。
31: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 20:28:21.00 ID:ZGQjBbVF0
──罪。
──これがわたしの、罪。
──背負うべきだった、罪。
32: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 11:37:44.80 ID:s5eLq5p10
──ごめんなさい。
──ごめんなさい。
──ごめんなさい。
33: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 13:42:49.01 ID:s5eLq5p10
「──!」
声が、聞こえる。
わたしを呼ぶ声。暖かい声。聞き慣れた声。
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