過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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◆2DegdJBwqI
[saga]
2014/01/05(日) 12:21:47.23 ID:Rosb0CWbo
〜☆
その頃の私は、本当に心通じ合える友達が欲しくてたまらなかった。
だってあの日、あっさり用意や覚悟もないまま両親と死に別れて、
そのまま独りぼっちの人生へと投げ出されてしまったのだから。
魔法少女としての契約を行い生き延びて、戦いに身を晒し過ごす私の毎日。
それほど他の魔法少女と対立することはなかったけれど、
だからといって深い繋がりを持てたことも、ただ一人を除いてなかった。
その唯一心通じ合えると思った佐倉さんとは、当時、不本意ながら袂を分かってしまっていた。
魔法少女としての非日常。そして、普通の子どもとしての日常。
それらを交互に淡々と、繰り返していく。当り障りのない、会話と目に見える態度。
誰かに不快感や心配を極力与えずに済むよう、気丈でいることを心がけていた。
だけど誰にも言えなかった本心では、事故で両親を一度に亡くした可哀想で健気な子、
そんな周りのみんなのどこか距離をおいた目が、凄く重くて辛かった。
もしかすると、こちらから心の距離を詰めようと本気で努力すれば、
すぐにそれを親身で対等な違った形に変えられたのかもしれない。
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