676: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:21:44.61 ID:tqTkcvHcO
その頃から、ふつふつと心に黒いもやがかかる気がしていた。
今思えばあいつはそのときからいたんだと思う。
僕がつぶれてしまわぬよう、僕であり僕ではない自分がやりたいことをやれるように。
677: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:22:18.85 ID:tqTkcvHcO
自分の孫に日寄子だなんてつけるなんてなんて人だとは思った。
しかし、字だけを見ると実に素晴らしい。
日が寄る子供と書いて日寄子。
曇りなき晴天の名前。
いったいどんな子だろう。
678: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:22:48.01 ID:tqTkcvHcO
ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
西園寺「ここはそんなきれいなとこじゃないよ」
ぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっぷちっ
679: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:23:16.52 ID:tqTkcvHcO
西園寺「はぁ!?できるわけな」
石丸「こっちを見たまえ!」
西園寺「な、なに言って」
680: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:23:45.95 ID:tqTkcvHcO
ある日のことだ。
祖父が裏社会でヘマをしてしまい、一大勢力に命を狙われるようになった。
そのためにわざと汚職を行い、表向きの地位である総理大臣の座を捨て、刑務所という安全な基地に入った。無論、祖父の息がかかっているため警備は万全だ。
僕たち家族もあらかじめ僕が雇った者たちにガードさせておいた。
681: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:24:15.33 ID:tqTkcvHcO
一大勢力がなんとか消滅したころ、祖父は戻ってきた。
しかしその体は病魔に犯されていた。もう歳だったのか、自分の死期を悟ったか、荒れに荒れた。
あとは苗木くんと兄弟に話した通り、憤慨した僕はやつを目覚めさせ、祖父を殴り付けたのだ。
682: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:24:45.97 ID:tqTkcvHcO
黒石丸「フッハッハッ!清多夏は清く正しくをモットーにしないと壊れかねないから安心ですね!」
寅之助「思う存分やるがいい……さて、清多夏。最後の教育じゃ」
頭痛により意識が僕に戻る。
683: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:25:37.26 ID:tqTkcvHcO
西園寺「一時間5万な」クシシ
石丸「それは起きなくては」
西園寺家と交流が復活してからはまたこんなやり取りができるようになった。
684: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:26:14.63 ID:tqTkcvHcO
黒石丸「まあまかせろ」
西園寺「……清多夏?どうしたの?」
685: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:26:45.33 ID:tqTkcvHcO
黒石丸「よろしく頼む。奴らにも言ったがあそこの令嬢、その父母、祖母は写真で見せた通りだ。殺すなよ」
不二咲「えへへ。それいがいだねぇ」
686: ◆1ZmpN0RELo[saga]
2014/08/12(火) 06:27:22.23 ID:tqTkcvHcO
清多夏がぎりっと奥歯を噛み締めた気がした。
向こうでは在日どもが好き放題している。日寄子と歳の変わらない少女を担いで裏のほうに走り去った。
あの国の人種はわかりやすい、実にわかりやすいクズだ。
まあ、あの女は日寄子の寝床にネズミ等の死体をぶちまけたから別にいいがね。
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