過去ログ - 男「お前、本当にアンドロイドなのか」AI「なんでんなこと聞くんだ?」
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16: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/01/18(土) 19:33:22.05 ID:dk57SGB2O

〜アンドロイド起動10日目〜



任務が始まって三ヶ月。
AIが起動して10日。
……そろそろ限界になってきた。
何が限界か?
想像して欲しい。
外には広がる大自然。
センターの中には重い振動音を発する無機物な機械たち。
そのままどこまでも無人な世界ならば、静かに心乱されることはなかった。


しかし、俺は煩悩に負けた。
悪魔ハゲジョーシの甘言に惑わされてしまった。
きっと神はそんな色欲に屈した俺を罰するために、こんな仕打ちを……!





毎朝の日課である各地の大気測定や水質調査、土壌の栄養状態のデータが無事に火星の本部へ送られたことを確認し、そっとある部屋へ向かう。
AIに割り当てた寝室だ。
昔、まだ沢山の作業員がいた頃の名残で、今は使われていない部屋がたくさんある。


部屋の扉をボタンで開けると、 ベッドの上にAIが寝ている。
少しくせのある、黒より明るい髪質。
日本人にしては目鼻立ちがはっきりしていて、目を覚ませば大きな瞳で俺を見る。
性格こそガサツでお節介タイプだが、見た目だけは完璧に俺好みだ。
そんな人間がいて、ムラムラとしない男なんているのか?
いや、いない。
性格がいけすかなくても、見た目で興奮するのはまた別の話だ。
33xx年であれ、人間の性的欲求など遥か古の頃からついぞ変わったことはないのだ。


こいつがセクサロイドだったら。
今までこれを口にしたのは19回(※AI調べ)。
だが心の中ではその10倍は言っているだろう。
そして呟き続けて10日目の今、思いついたことがある。


ーー生殖器や排泄器官がないと言っていたが、口淫くらいは出来るんじゃないか。
いや出来る。
為せばなる。
33xx年の技術の結晶たるこのAIに不可能などない筈だ!





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