過去ログ - 男「お前、本当にアンドロイドなのか」AI「なんでんなこと聞くんだ?」
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17: ◆NrFF2h.q26[saga sage]
2014/01/18(土) 19:34:14.78 ID:dk57SGB2O


AI「……なにやってるんだ?」

男「」

AI「お前、心拍数が速くなってるぞ……こんな朝から……大丈夫か……?」



デニムのジッパーに手を掛ける間もなく、AIが目を覚ましていた。
その眠たそうな目線を辿り、はっと手首を見ると、右手には白いブレスレットがハマっている。
元々こいつは、死期の近い患者用のターミナルケアを目的とした、コミュニケーション用アンドロイドである。
そしてこのブレスレットはあのAIにとってセンサーであり、これをつけた患者の生命活動を常にチェックしている。
患者の容態に何かあればすぐに措置を取れるようにするためだ。


そうだった、こいつがこのブレスレットを付けろ付けろと煩いから、根負けして昨日つけてやったのだった。
何せこのAIは、一度起動したらシャットダウンも出来ない。
この五年間、共に過ごさなければならない相手とは、なるべく諍いを避けたいのだ。


このAIが、決して人間を嫌いになることはないし、人間に邪険な態度を取ることも出来ないのは分かっている。
だが、だからこそいつまでも人を心配してぐちぐちと忠告をしてくる。
その煩わしさから逃れるためにしたことで、結局墓穴を掘るとは……。



AI「あー……分かった、分かった。お前、性懲りの無いヤツだな……俺に性行為する機能は無いって、散々言ってるのに」

男「それは違うぞ!」バッ

AI「!?」

男「お前が諦めてるだけだ……一口に性行為と言えども様々な手段がある……お前にも出来ることがある」ジリジリ

AI「ちょ、ちょっと……マジで近付かないでくれません?」






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