過去ログ - 男「お前、本当にアンドロイドなのか」AI「なんでんなこと聞くんだ?」
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6: ◆NrFF2h.q26[saga sage]
2014/01/13(月) 22:29:38.09 ID:Jej9Rhm0O


男「確か人格の変更は不可能なんだったか……一から人格を作ってるワケじゃなくて、一人の人間の思考パターンをトレースして調整した人格が植え付けられているんだったな」

AI「そうだけど?」

男「まぁ、お前の呼び名はAIでいい。アンドロイドに英一なんて名前があっても、うすら寒いだけだ。俺はやるコトされやれれば構わない」

AI「え?ちょ、なにナチュラルにシャツのボタン外してるんだ?」

男「なにって……お前、セクサロイドじゃないのか」

AI「……は」

AI「はい!?俺、コミュニケーション用アンドロイドだから!そんな不健全なモノ支給するかっ!!」

男「性処理問題は馬鹿に出来ないんだぞ。ていうかお前……本当にただのコミュニケーション用アンドロイドなのか……?」

AI「あぁ」

男「……あのハゲ……セクサロイドが支給されるような言い方しやがって……許さん……マジで許さんあのハゲ」



ぶちぶち言いながら男は離れた。
生殖器も排泄器官もないから分からないが、同性の性交は認識するコトに少し違和感がある。
そもそもセクサロイドはかなりの高級品だ。
人類の明暗を担うかもしれない一大プロジェクトなら、と思ったのかもしれないが、むしろそんな大事な仕事でやましいモノが堂々と支給されるワケが無いだろう。
この男、意外にアホなのかもしれない。



男「こんなやりたい放題の環境で、性格はともかく顔は好みの男とナニも出来んとは……あのヅラ野郎、ささやかどころじゃない嫌がらせだ。万死に値する」

AI「ていうか……ゲイなんだな……」

男「悪いか。これでも火星じゃ大っぴらにカミングアウト出来ず、鬱屈としながらこの年まで生きてきて、性格まで鬱屈になった生粋のゲイだ」

AI「Oh……」

男「もういい。お前、シャットダウンしろ」

AI「ソレ無理だぞ。俺って元は医療目的のコミュニケーション用アンドロイドだから」

男「は?」

AI「だから……まぁ余命僅かで身寄りの無い患者さんに付き添うのが本業?なんだけど、シャットダウンが任意で行えたら、患者さんがいざという時に助けられ ないだろ?一度起動したらシャットダウン出来ないぞ」

男「」

男「最悪だ……」

AI「お互いにな」



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