過去ログ - オティヌス「見つめる世界」トール「忘れ物を捜しに」
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38: ◆e67wD8MYCo[saga]
2014/01/31(金) 20:41:35.42 ID:ik9RJHys0
一方、その頃。
このオティヌスの変化をロキが二人の人物に話していた。
一人はウートカルザロキ。
もう一人はシギン。
老人は神妙な面持ちで二人に言う。

「……どうかご協力ください。他に頼める人はいないのです」

「まーそりゃそうだな。ベルシとマリアンは論外。フレイヤも境遇を考えりゃ酷だし……雇われどもにこんな事を言えるはずもない」

自身の金髪をいじながら、ウートカルザロキは皮肉交じりに言った。
横でシギンがため息をつく。

「……女遊びと恋愛は全然違うんだけどなあ」

「はあ? じゃあお前は真剣に付き合った相手でもいるのか?」

「なくても私の力はそういうのには持ってこいだし」

シギンは勝ち誇ったように答えて立ち上がった。
そしてビシ! とウートガルザロキを指さす。

「まずはアンタのお手並みを拝見するわ。オティヌスから情報を引き出してみなよ」

「楽勝だろ。そんなもん。せっかくなら勝負しねえか? オティヌスからより多くの情報を聞き出した方が勝ちって寸法だ」

「いいわね、それ。じゃあ罰ゲームは負けた方が一日絶対服従って事で」

「オーケー」

二人はくだらない火花を散らしながら部屋を出る。
後に残るのは老人の嘆息だけだった。




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