過去ログ - 貴音父「娘はアイドル」
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11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:29:14.93 ID:uoPFj+HD0
「でも、びっくりしました、雰囲気といい、やっぱり貴音ちゃんのお父様ですね」

そんなに似ているのだろうか?

「申し訳ありません、本来なら担当のプロデューサーとお話していただくのが良いんですが、生憎、まさに今、貴音ちゃんのロケに付き合っていまして……あっ!そうだ、確かお昼の番組だから、今やっているかもしれません!」
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:29:42.03 ID:uoPFj+HD0

『懸想文、抱え待つ身に、積もる雪。出張版、四条貴音のらぁめん探訪。皆様、いかがお過ごしでしょうか。暦の上では大寒と言う事で、皆様、寒さに体調を崩されたりはしていないでしょうか』

娘の、アイドルとしての仕事ぶりを見て、私は安堵した。
本当のところ、何をしているのか分かって居なかった。
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:30:47.22 ID:uoPFj+HD0

765プロを後にした私は、東京の旧知の友人の家に立ち寄った。

「君が私のところに来るのは、もう10年ぶりではないかな」

以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:31:26.59 ID:uoPFj+HD0
「貴音嬢がああいう子になるとは、私も想像できなかったね。良い子に育った。君に似なかったのだろうな」

大きなお世話だと言い返そうとしたが、それもそうだと合点が言って、結局何も言わずに、彼の妻が入れてくれたコーヒーを啜る。

「ところで、今日はどうするんだ?」
以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:31:59.60 ID:uoPFj+HD0

「君がそういうのなら、まあ……駅まで送ろう」

しかし、久方ぶりの東京だ。
自分で行く、というと、彼もまた、その方が良いだろう、と頷いた。
以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:32:30.16 ID:uoPFj+HD0

「父上……」

貴音。そう、娘が、目の前に立っていた。

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17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:33:03.01 ID:uoPFj+HD0

「来て、いただけたのですね」

娘の声に、私は頷いた。

以下略



18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:33:56.48 ID:uoPFj+HD0

娘は、私のことを、抱きしめた。
暖かな感触に思わず、小さな頃の貴音を思い出し、大きくなったものだと感じた。
その後、貴音はどこへと行くでもなく、不意に姿を消した。
我が娘ながら、不思議なものだ。
以下略



19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:36:59.66 ID:uoPFj+HD0

「お帰りなさいませ。どうでしたか?」

どう答えたものかと、思案に暮れていると、妻はにこりと微笑んで、私の手を引いた。

以下略



20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:37:31.63 ID:uoPFj+HD0

翌朝、朝食をとっていると、テレビの向こうから765プロのアイドルの声が聞こえてきた。

「おお、今日も貴音様はお美しいですなぁ、旦那様」

以下略



21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/20(月) 23:45:47.85 ID:7+XB3BcLo
おつたか


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