過去ログ - 浜面×絹旗 気づかぬうちに窒素は燃えて【R-18】
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◆BAKEWEHPok
[saga]
2014/01/25(土) 08:41:38.98 ID:6sOATsfMo
それから数日の間、暗部メンバーらしく非合法活動は行っていたものの、取り立てて問題はなかった。
他のメンバーはもちろん、浜面も絹旗も仕事を実行しており、どちらからという事もなく、あの時の話はしないようにしている。
数日前の出来事など引きずっておらず、表面上は何も変わりないように思えた。
もっともそれは浜面の中だけであったが。
「あのですね浜面。もう少し自然にしててくれませんか?」
「え、ええっ? なんのことだよ」
仕事も何もない日、浜面と絹旗は今度こそC級映画を見に行った。
絹旗に誘われるのを当然断る事はできないし、楽しめる時もある。
しかし肝心の映画は、つまらなすぎてネタにもできない内容で、もし初デートで
見ようものなら、喧嘩から破局に繋がってしまいそうな出来だ。
結局途中で切り上げて、映画館を出て歩き出した絹旗が、浜面にかけたのは呆れを含むそんな言葉だった。
「超つまらなかったですし、映画に集中できてないのはまあいいんですけど
いつもだったらもっと騒いでるのに、喋らないじゃないですか。
ハズレもハズレすぎて、つっこみ入れずらかったですけどね」
「……いや、ほら映画は静かに見ないとな」
「私達以外誰もいなかったです。静かに人の顔をチラチラチラチラ何度も何度も、超見てたじゃないですか」
「なっ……! 見てねぇ! 自意識過剰だろっ」
「だったらいいんですけどね。ここ数日みんなから、超からかわれるんですよ? 浜面が私の事ばかり見てるって」
「うぇっ!?」
女性の視線に対する敏感さは、男よりもずっと高い。過敏と言ってもいいだろう。
ましてや浜面は小間使い扱いとはいえメンバーで唯一の男だ。
視線という明確な意思表示は、仕事中でも私生活でもあまりに目立つ。
それを隠し通せるほど達者ではなかった。
(ば、ばれてるっ! さりげなく見てただけなのに!)
浜面の中でさりげないものだとしても、原因となった数日前の出来事は視線に熱を加えてしまっている。
直接的接触はなかったとしても、絹旗の痴態は脳の奥底にまで刻み付けられており
ふと脚に視線がいったりするのを、浜面は無意識の内に行っているのだ。
今日も白のミニワンピースなので、知らず知らず見ていたりした。
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