22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:30:09.56 ID:KbBLsyHV0
「ああ、ただ今、響子」
五十嵐響子は俺の担当しているアイドルの一人だ。
23:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:31:46.70 ID:KbBLsyHV0
「まだ目を覚まさないんですか?」
「…そうだな。それにしても今日は寒いよなぁ」
24:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:33:21.66 ID:KbBLsyHV0
「………そんなこと聞いてどうするんだよ」
「いえ、別にどうするってわけではないんです」
25:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:35:13.52 ID:KbBLsyHV0
何か言い返そうとした。だが、言葉に詰まった。
26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:37:04.52 ID:KbBLsyHV0
「でも、肇ちゃんはずっと眠ったままで、何を感じる事もないじゃないですか」
「精神的ショックが大きくて、目が覚めないらしい。それにもし、目が覚めたとしても、ショックを引きずったままかもしれない」
27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/26(日) 02:38:59.73 ID:n5wbFUYYo
見事なクズだな
28:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:39:09.19 ID:KbBLsyHV0
「肇ちゃんが目を覚ますまで、これからもずっと通い続けるんですか…?」
「出来る限りはそうしたいと思ってる。仕事の都合上行けない事もあるかもしれないが」
29:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:41:05.46 ID:KbBLsyHV0
響子は俺に対して、憐憫や同情なんて、渋味のきいた調味料をかけて楽しんでいるだけかもしれない。
そうだったとしたら、若干十五歳にしてとんでもない魔性の女だ。
30:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:42:53.07 ID:KbBLsyHV0
「俺、仕事に戻るから。響子もレッスンの時間だけは気にしとけよ」
「わかりました…」
31:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:44:14.01 ID:KbBLsyHV0
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その後の仕事は上の空だった。
32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:45:43.36 ID:KbBLsyHV0
上の空だった理由と言えば、それは一つしかない。
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