過去ログ - ほむら「願いの果て」2
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 21:14:43.35 ID:Y5VyRhna0
 
さやか「あたしに出来ること、何かないのかな……?」

ほむら「話さないってことは、たぶん一人になりたいんじゃないでしょうか」

ほむら「時間が経てばきっと状況も変わって、そうしたら話してくれるかもしれませんし」


   変わった状況が良い方向か、それとも悪い方向かはほむらには予想がつかなかったが
   その場凌ぎの言葉としては及第点であるとほむらは思った。


さやか「うーん……」


   いまいち納得できなかったのか、さやかは唸ってから何かを考え込むように腕を組んだ。

   それっきりさやかとの会話は終了して、
   また明日、と公園の出口で別れるまで二人はそのまま黙ってしまった。    


ほむら「はああっ」

  
   夕焼けの道を一人歩くほむらは
   特大の溜息を吐く。


ほむら(恋って大変だなぁ……)

ほむら(そうだよね……何時だって本やテレビみたいに、ハッピーエンドってわけじゃないんだもの)


   前を行くカップルが肩を寄せ合って談笑しながら歩いている。
   恥じらいながら手を繋ぐその姿に、再びほむらは溜息を漏らした。


ほむら(……いつか私も誰かを好きになったりするのかな?)

ほむら(もしも……その時が来たら)

ほむら「私の想いは届くかな……」


   ほむらは何故か心に風が吹いたかのような、そんな寂しさを感じて、
   隣に寄り添って歩く自分の影に問いかけた。
 
 
 
 
 


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