1:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:23:10.04 ID:/YlQ8M3h0
「最近、同じ夢ばかり見る。怖い夢でないだけマシか」
未だ夜は明けておらず、室内は暗い。次第に目が慣れ、天井の照明の輪郭がはっきりしてくる。
時折、車が通る音がするが、それ以外に音は無い。
明日。いや、今日は学校だ。遅刻するわけにはいかない。
俺には、世話好きで口煩い幼なじみがいる。彼女に起こされては、また両親に何やかんやと言われてしまう。
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2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:27:37.64 ID:/YlQ8M3h0
女性の幼なじみ。
友人は、それを羨ましいと言うが、物心付いた頃から現在。
3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:28:27.23 ID:/YlQ8M3h0
「1時27分」
携帯電話の明かりに目を細めながら時間を確認すると、夜明けまではまだまだ時間があるようだった。
4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:29:46.84 ID:/YlQ8M3h0
救いを求め、膝を突き、懇願する。彼は、その者達の手を握る。
一人ずつ。百か二百、それ以上の数かもしれない。
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:30:44.33 ID:/YlQ8M3h0
「何か、気持ち悪い。喜んでくれるのは嬉しいけど、あんな風に拝まれたりするのは、ちょっとな
人間が人間を崇拝するなんて、余程切羽詰まった状況だったのかも」
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:34:24.96 ID:/YlQ8M3h0
「ほら、早く起きなって」
蹴られた痛みで目を覚まし、恨めしそうに見上げると、馴染みの顔。人を蹴り起こしたというのに、悪びれた様子も無い。
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:37:25.19 ID:/YlQ8M3h0
時計を見ると、まだ時間には余裕があり、無理に起こす必要も無い。しかし、彼女はいつもこうして俺を起こす。
俺を叩き起こす事で、優越感にでも浸りたいのだろうか。
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:40:36.10 ID:/YlQ8M3h0
「朔美、今日もありがとう」
「変態。蹴られるの嬉しいんだ」
9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 00:42:03.10 ID:/YlQ8M3h0
「何ぼーっとしてんの。ほら、さっさと着替えなよ。私は下で待ってるからさ」
「ああ」
10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 00:44:42.14 ID:/YlQ8M3h0
書くの遅いから少しずつ進みます。今日はこのへんで。
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 05:08:38.97 ID:bWo3Kl4sO
いい雰囲気、期待してる
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 21:47:56.70 ID:JdTdJfsJ0
「やっぱり、凄く美味しい。明哉はいいよね。こんな美味しいご飯毎日食べれるんだからさ」
本当に幸せそうに食べる朔美。
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 21:49:08.96 ID:JdTdJfsJ0
「明哉、どうしたの。早く食べなさい。食べないなら、朔美ちゃんにあげちゃうわよ」
「食べるって、全く」
14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 21:50:44.57 ID:JdTdJfsJ0
「あ、お前」
「いらないんでしょ」
15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 21:52:07.88 ID:JdTdJfsJ0
「怒った」
「あのなあ、気にする位なら最初から取るな。行儀も悪いし、余所の家でやったら嫌われるぞ」
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 21:53:35.01 ID:JdTdJfsJ0
少々きつめに言う。表情も同じく、怒っている、ように見せる。
女顔だ何だと言われる俺が怒った所で、さして怖くない。が、朔美は別だ。
17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 21:58:11.91 ID:JdTdJfsJ0
いかに近しい友人でも、こんな風にはならないだろう。
明哉は、朔美と逆なのだ。
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/04(火) 22:07:50.20 ID:JdTdJfsJ0
きっと、悪気があって口にした言葉では無いのだろうが。明哉は、その度に傷付いた。
容姿に違わぬ性格。
19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 22:09:50.11 ID:JdTdJfsJ0
今日はこのへんです。
20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/05(水) 22:49:22.82 ID:VRB+ppAo0
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明哉の両親と別れ、二人は学校へ向かう。今日の授業や担任、友人の事。そんな普通の会話をしながら、いつもの道を歩く。
高校生になって一ヶ月未満。二人はまだ新入生で、別々のクラスである。
21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/05(水) 22:54:20.51 ID:VRB+ppAo0
中学でよからぬ事をして名を上げた者も、同様だ。程度にもよるが。
穏やかな学校生活を送り、普通に過ごしたい者には、中々に面倒な存在だ。
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