過去ログ - その手は、誰の手を握るのか
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66:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/13(木) 21:15:31.98 ID:jLbCJV5r0

深く溜め息を吐き「まあ、あんなもんでしょ。その内飽きるって」と朔美。

「本人に聞けば済むのにね。それとも、ああやって騒いでるのが楽しいのかな。馬鹿みたい」と、ばっさり切り捨てる友人。

以下略



67:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/13(木) 21:16:13.91 ID:jLbCJV5r0

外見とは裏腹に、はっきりと物を言う千尋。外見通りに、はっきり物を言う朔美。

そんな千尋と朔美が仲を深めるのには、そう時間は掛からなかった。

以下略



68:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/13(木) 21:16:44.09 ID:jLbCJV5r0

「え、何でさ」

「だって朔美がやれって言ったんだから。当然、受け止めてくれるよね」可愛らしく首を傾げながら、千尋が言う。

以下略



69:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/13(木) 21:18:20.37 ID:jLbCJV5r0

男子だろうが女子だろうが、気に入らない者は徹底的に潰す。

友達と言うより、手下や部下が大勢居て、気に入った男子を侍らせていた。

以下略



70:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/13(木) 21:20:37.50 ID:jLbCJV5r0

ただし、目は真剣だ。掴み所の無いというか、人によっては随分付き合い辛い人間だろう。

だが、そんな千尋に翻弄される事も無く「勿論。でなきゃ、朝起こしたりしない。好きじゃなきゃ、そんな事しない」と、はっきり答えた。

以下略



71:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/13(木) 21:22:12.11 ID:jLbCJV5r0

更に「人であれ、物であれ、欲しいなら欲しいって言わないと。早く言わないと、この唐翌揚げみたいに、誰かに取られちゃうかもよ」と、言いながら箸を伸ばす。

だがその前に朔美が摘み上げ、口に入れる。そして「そんな事、させないよ」と、不敵に笑った。

以下略



72:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/13(木) 21:23:56.82 ID:jLbCJV5r0
このへんで。


73:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/13(木) 21:34:17.18 ID:jLbCJV5r0
唐揚げ唐揚げ。ちまちま、少しずつ進みます。唐揚げ。


74:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sagesaga]
2014/02/13(木) 21:37:05.92 ID:jLbCJV5r0
死ね唐揚げ、殺すぞ唐揚げ。


75:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/13(木) 21:38:12.72 ID:jLbCJV5r0
分かりました。では、このへんで。


76:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sagesaga]
2014/02/16(日) 16:02:04.22 ID:3HWzA+gI0

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「何度聞いても、本当に羨ましい関係だな。お前達のような幼なじみは、漫画でしか見た事が無い」コンビニで買ってきたおにぎりを食べながら、曜が言う。

以下略



77:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:04:28.77 ID:3HWzA+gI0

誰よりも長く、親しくしている存在。直接では無くても、自分を支えている存在。

勿論、諍いや衝突はあるが、決して離れずに今の関係続いている。頼るとか必要だとか、掛け替えのないとか。

以下略



78:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:05:20.84 ID:3HWzA+gI0

「大分、マシな顔するようになったな。あんな作り込まれた笑顔は、初めて見た。今思い出しても腹が立つ」


やや微笑んだかと思うと、以前の明哉を思い出し、明らかに不機嫌になる曜。
以下略



79:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:06:16.51 ID:3HWzA+gI0

明哉の最後の言葉には、悔しさが滲んでいた。目の前の友人。曜は、例え何があろうと貫いてきたのだろう。

しかし明哉は、本心を偽り、過剰なまでに演じ、本来の自分を曲げた。

以下略



80:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:07:39.32 ID:3HWzA+gI0

演じずなどという小賢しい手段を用いなくとも、自分でも嫌悪を抱くであろう張り付けたような、そんな気持ちの悪い笑顔を作らなくとも解決出来たのだろうか。

と、明哉は思いを巡らせる。

以下略



81:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:08:46.86 ID:3HWzA+gI0

曜も明哉も、イメージは固定されている。曜の場合は概ねイメージと合致しているが、明哉は違う。周りのそれが、演じる原因となったのは確かだろう。

「お前には言われたく無い。だから、明哉君を苛めないで、とか言われるんだ。あれは、見ていて笑いが止まらなかった」

以下略



82:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:09:44.97 ID:3HWzA+gI0

明哉は、抱いた嫌悪感を隠さず「そんな人は、すぐにいなくなる。明日か明後日には居なくなっている筈だ。正直、鬱陶しい」と、深く目を閉じながら告げた。

今まで言われてきた言葉が蘇っているのだろうか、苦々しく、吐き捨てるように。

以下略



83:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 16:22:46.26 ID:3HWzA+gI0

その言葉で、何度嫌な気持ちにさせられたか事か。何度傷付いた事か。突然呼び出され、それに応じ会話すれば、そう言われた。

その時の明哉は何も言えず、勝手に幻滅した女子の背を眺めるだけだったが、今は違う。

以下略



84:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sagesaga]
2014/02/16(日) 16:24:08.67 ID:3HWzA+gI0
このへん


85:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/16(日) 23:23:25.09 ID:NFrqfXB30

「でも別に、そういう風に見られるのが嫌だから、朔美に気持ちを伝えるわけじゃない。自分を変えたいから、気持ちを伝えるわけでもない」と、曜が何かを言おうとしたのを制し、明哉は続けた。

恐らく、明日明後日には鬱陶しい人間が居なくなる。と言うのは、朔美と恋人になる。という事から来ている言葉だろう。

以下略



86:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sagesaga]
2014/02/16(日) 23:28:30.60 ID:NFrqfXB30
これだけです。なんだか言葉が足りてなくて分かりにくいので付け足し。誤字脱字には、きをつけます。


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