過去ログ - 男「僕は兄さんが好き」女「私は姉さんが好き」
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1: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:37:41.42 ID:njxcZXfCO


今日は三年生の卒業式だった。
一通りの式典が終わり、すっかり人気の無くなった三年のとある教室。
一年生の僕はそこに忍び込み、前から三番目の窓際の席に腰掛けると、持ってきた自分のスクールバックからあるものを取り出した。


それは、今日卒業した僕の兄の体操服だった。
僕は兄の席に座りながら、その体操服をそっと彼の机の上に置いた。
最後の兄の体育の日が、僕の洗濯当番の日で良かった。



暫く静かな教室の中、無言でそれを見詰めた。
そして湧き上がってくる気持ちの昂りのまま、思いっきりそれを抱きしめ、僕は一心不乱に匂いを嗅いでいた。



彼の最後の体育は、さほどハードな内容ではなかったらしく、服に全く汗ばんだ様子が無かったのが幸いだった。
洗わないまま何週間と経った今でも全く不快感が無く、僕の鼻腔一杯に兄の臭いを満たすことが出来るのだから。



男「兄さん兄さん兄さん兄さんハスハスハスハスハスハスハス」

女「あなた、ここで何してるの?」




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