過去ログ - 男「僕は兄さんが好き」女「私は姉さんが好き」
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2: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:39:41.69 ID:njxcZXfCO


そこで一人の女子生徒の声が、がらんどうな教室に凛と響き渡った。
僕の心臓が痛いほど膨らんで、どきぃ!という音が頭の中に反響する。

以下略



3: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:40:49.10 ID:njxcZXfCO

意外にも彼女の顔にはこれと言ったものが無かった。
特に不快そうな様子も、こちらを嫌悪しているような感じも、僕には見えなかった。
それどころか、彼女は慌てる僕に不敵に笑ってみせた。

以下略



4: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:42:14.99 ID:njxcZXfCO

〜サイゼリア〜



以下略



5: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:48:51.00 ID:njxcZXfCO

女さんって、こんなに喋るんだな。
僕は驚いていた。
彼女はいつも一人で物静かに本を読んでいる人だった。
長い睫毛を伏せ、背筋を綺麗に真っ直ぐ伸ばしているその姿は、兄に心底ベタ惚れの僕でも見惚れてしまうことがあった。
以下略



6: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:50:40.46 ID:njxcZXfCO

女「あなたにも、私と一緒に頑張ってみて欲しいの」

男「僕も?つまり、兄さんにアタックしまくるってこと?」

以下略



7: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:52:19.80 ID:njxcZXfCO

〜男の家〜



以下略



8: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:54:30.97 ID:njxcZXfCO

女「あら?貴方だって、時々ゾクッとくることあるわよ」

男「そうかな……僕にも女さんみたいな魅力があればなー」

以下略



9: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:56:26.90 ID:njxcZXfCO

二年間はあっという間だった。
告白する機会を逃したまま、僕らは卒業式を迎えることになった。
その前日の夜、僕らは初めていつものサイゼリアではないところで会うことにした。
真夜中の学校のグラウンドだ。
以下略



10: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:58:22.37 ID:njxcZXfCO

彼女と初めて見た夜空は、結構たくさん星が見えて、柔らかな月光を浴びる姿はとても美しかった。



以下略



11: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 20:00:38.29 ID:njxcZXfCO

男「兄さん、話があるんだけど」

兄「なんだ?真面目な顔で」

以下略



12: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 20:03:29.45 ID:njxcZXfCO

女「ねぇ、男くん」

男「……もしかして、計画の続き?」

以下略



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