38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:12:20.52 ID:4W+e2BTSo
魔獣狩りのたびに、確かに、私たちは顔をよく合わせていた。
距離を置かれ始めてからも、そうなる前も。
グリーフキューブが吸収してくれる呪いの量は少なく、魔法少女が少ない方がやり易いというのは、その通り。
それは、相も変わらずに、正論。
39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:12:48.32 ID:4W+e2BTSo
「やっぱり」
40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:13:20.58 ID:4W+e2BTSo
「……そんなんじゃ、ねえよ」
41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:14:16.58 ID:4W+e2BTSo
だん、と。
机を叩く音が響いて、ティーカップの中の液体が揺らめいて、跳ねて、飛ぶ。
飛沫をそこらに散らせて、それに呼応するように、まどかの体が震えている。
思わず佐倉杏子の肩を掴んで、そんな資格ないって分かってるのに、言った。
42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:15:08.31 ID:4W+e2BTSo
「人のせいにするほど、落ちぶれちゃいねえよ」
43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:15:52.25 ID:4W+e2BTSo
「っ、う」
44:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:16:44.93 ID:4W+e2BTSo
「っ、暁美さん、鹿目さん」
45:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:17:44.40 ID:4W+e2BTSo
「この子は、私がちゃんと面倒を見るから。こんな状態で放り出したりなんて、しないから」
46:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:19:27.30 ID:4W+e2BTSo
床へ転がったティーカップが、弧を描いて私の足に触れた。
それはつい先ほどまで、お湯を入れられて温められていた。
熱はまだ冷めずに、伝わってくる。
彼女たちの、諦めきれない、忘れたくない、そんな想いの表れが、確かに。
47:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:20:43.13 ID:4W+e2BTSo
「巴マミ、佐倉杏子」
48:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:21:25.76 ID:4W+e2BTSo
「諦めろなんて、誰が言ったの?」
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