5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:39:43.40 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「……こんな使い方するなんて、思わなかったわね」 
  
  
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:41:02.07 ID:4W+e2BTSo
  
 素肌を冷気に晒して鳥肌を立てて、慌てて下着を付けながら、つとめてその山を見ないようにする。 
 早くたたんで片付けないといけないんだけど。 
 しわになるとか、うっかりしてるとなくなっちゃうとか、色々、言われていたっけ。 
 別に、アイロンを掛ければいいのだし、そう簡単になくなったりしないだろうし、大丈夫だと思うんだけどな。 
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:42:23.75 ID:4W+e2BTSo
  
 空が、とても青い。 
 あの日、あの瞬間にも、負けないほどに。 
 朝特有の冷たい風に、走って汗ばんだ身体の熱が取られていく。 
  
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:43:00.16 ID:4W+e2BTSo
  
 きっと昔の私なら、無視して通り過ぎるだけだったのかな。 
 あるいは、怯えて何も言えなかったのかな。 
 いや、そもそも、何かに間に合うために急いで走るだなんて、それ自体がありえなかったかな。 
  
9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:43:37.23 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「ほむらちゃん、おはよー!」 
  
  
10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:44:20.99 ID:4W+e2BTSo
  
 肩を並べて、話しながら、歩いている。 
 内容は案の定、こうして息を切らしていたこと。 
  
  
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:44:54.50 ID:4W+e2BTSo
  
 「その、靴下が……見つからなくて」 
  
 「もう、だから、ちゃんとすぐにたたんでね、って言ったのに」 
  
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:45:48.38 ID:4W+e2BTSo
  
 「ほーむーらーちゃん?」 
  
 「……気を付けます、ちゃんと、だらしない生活しないようにします……」 
  
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:46:45.05 ID:4W+e2BTSo
  
 「せっかく、手に入れたんだから、さ」 
  
 「……うん」 
  
14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:47:37.61 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「杏子ちゃん、今日、来るかな」 
  
 「……」 
15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:48:39.41 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「……何か、できること、あるかな」 
  
  
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