過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
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214: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 00:44:22.78 ID:YniI4sfC0
友「ボクがそれを知ったのは、修行を終えて家に帰って、彼がいた時でした」

友「悪い目つき、粗暴な口調、鍛えられた肉体、柄の悪そうな見た目……全てがボクの対極」

友「でも、そんな人が、従妹を守ってくれた」
以下略



215: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 00:46:23.44 ID:YniI4sfC0
友「でも、それだけじゃあなかった」

友「ソイツが残していったのは」

友「……魔戦士が帰った後、従妹に聞かれたんです」
以下略



216: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 00:47:43.35 ID:YniI4sfC0
友「それから、修行をしなくなりました」

友「無駄になったから」

友「ボクが守ってあげたい子は、これからアレに守られるから、もう大丈夫だと」
以下略



217: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 00:50:01.16 ID:YniI4sfC0
友「……別に、幼馴染の姉――まぁ、女の姉なんですけど……その人のことは、好きだったわけじゃありません」

友「でも、憧れてはいました」

友「修行をしているときの支えは、従妹と、その人だったから……」
以下略



218: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/03/13(木) 00:59:10.02 ID:YniI4sfC0
友「結局ボクは、独占欲の強い、全部自分の物だと自惚れていたダメ男なんです」

友「自分だけの物であって欲しいっていう、ガキなままの男……」

友「それがボクです」
以下略



219: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:04:58.46 ID:YniI4sfC0
友「それが、決定打でした」

友「ああ、ボクは……このための捨て石にされたんだって」

友「なんの繋がりもないあの四人を繋げるために、ボクという存在を利用したんだって」
以下略



220: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:06:27.62 ID:YniI4sfC0
友「それからは、旅をして、この世界の真相を知って、魔王様の元を訪れて……って感じです」

友「たぶん、ボクがそこまでするとは思っていなかったのでしょう」

友「だから、記憶が混乱した隙を衝いて、神がボクにまた影響を与えてきた」
以下略



221: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:07:33.72 ID:YniI4sfC0
友「それで、結局どうして五年も経っていたと思い込んでいたのかですけれど……」

友「おそらくは、世界のことを知った時に、何かあったんだと思います」


以下略



222: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:08:47.16 ID:YniI4sfC0
友「ボクが神を憎んでいることに、変わりはありません」

友「今までの行動やこの感情、その全てが神の掌の上だったとしても、その存在を憎んでいるのは確かです」

友「だから、魔王様の味方になりたいという感情も、本当です」
以下略



223: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:10:35.45 ID:YniI4sfC0
友「ただ、これは最悪の場合の話です」

友「何かあった、の何かについて、もう一つ仮説があります」


以下略



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