過去ログ - 魔王「人間が我に何用だ」 友「協力したいと思いまして」
1- 20
217: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 00:50:01.16 ID:YniI4sfC0
友「……別に、幼馴染の姉――まぁ、女の姉なんですけど……その人のことは、好きだったわけじゃありません」

友「でも、憧れてはいました」

友「修行をしているときの支えは、従妹と、その人だったから……」
以下略



218: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/03/13(木) 00:59:10.02 ID:YniI4sfC0
友「結局ボクは、独占欲の強い、全部自分の物だと自惚れていたダメ男なんです」

友「自分だけの物であって欲しいっていう、ガキなままの男……」

友「それがボクです」
以下略



219: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:04:58.46 ID:YniI4sfC0
友「それが、決定打でした」

友「ああ、ボクは……このための捨て石にされたんだって」

友「なんの繋がりもないあの四人を繋げるために、ボクという存在を利用したんだって」
以下略



220: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:06:27.62 ID:YniI4sfC0
友「それからは、旅をして、この世界の真相を知って、魔王様の元を訪れて……って感じです」

友「たぶん、ボクがそこまでするとは思っていなかったのでしょう」

友「だから、記憶が混乱した隙を衝いて、神がボクにまた影響を与えてきた」
以下略



221: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:07:33.72 ID:YniI4sfC0
友「それで、結局どうして五年も経っていたと思い込んでいたのかですけれど……」

友「おそらくは、世界のことを知った時に、何かあったんだと思います」


以下略



222: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:08:47.16 ID:YniI4sfC0
友「ボクが神を憎んでいることに、変わりはありません」

友「今までの行動やこの感情、その全てが神の掌の上だったとしても、その存在を憎んでいるのは確かです」

友「だから、魔王様の味方になりたいという感情も、本当です」
以下略



223: ◆smf.0Bn91U[sage saga]
2014/03/13(木) 01:10:35.45 ID:YniI4sfC0
友「ただ、これは最悪の場合の話です」

友「何かあった、の何かについて、もう一つ仮説があります」


以下略



224: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/03/13(木) 01:11:48.73 ID:YniI4sfC0
側近「なるほど……あなたの考えは分かりました」

側近「つまりあなたは、どちらにせよ五年間の旅は偽りの記憶だったと、そういうことですか」


以下略



225: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/03/13(木) 01:19:17.73 ID:YniI4sfC0
側近「ですから、そんなことは気にしないで下さい」


友「え?」

以下略



226: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/03/13(木) 01:21:26.59 ID:YniI4sfC0
側近「魔王様が認めて、私も認めた、人間じゃなくなった、あなたの……」

側近「ずっとずっと孤独で、誰かの傍にいようと思っても見放され、あらゆるものから手を繋いでもらえなかった、あなたの……」

側近「……ちゃんとした、味方です」
以下略



227: ◆smf.0Bn91U[saga]
2014/03/13(木) 01:24:26.57 ID:YniI4sfC0
第一章終了です

というわけで本日ここまで
明日また投下できないからって張り切り過ぎた

以下略



327Res/239.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice