34: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 02:32:58.71 ID:qJyV+dDAO
『ふむ、なる程な』「結果はどうだい?お気に召しましたかね?」
俺が、そう問いかけると、龍神が答えた。『勇者としての資質は申し分ない。剣を授けよう』「そうですか」
『これが勇者の剣だ。受け取るが良い』
ああああは勇者の剣を手に入れた。
35: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 02:42:33.06 ID:qJyV+dDAO
刃がない…こんな物を渡して、なんになるんだ。
『その『剣』は、真に必要な時に目覚める。目覚めない事を祈るがな…』
「??」『今は分からなくて良い。大事に持っておけ』
どんな物でも、龍神が授けた物だ。只の道具では無いだろう。龍神の言葉を頭の隅に置き、俺は仲間の下へ戻った。
36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/06(木) 10:03:08.47 ID:SvN5dZTro
名前が出るたびにシリアスが瓦解するのだが…ww
37: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 22:48:52.21 ID:qJyV+dDAO
魔王の居城へと向かう道すがら、聞き覚えのある声が、俺を呼んだ。「お待ち下さい!勇者殿」
声の主は、旅立ちの日、俺を王の下へと案内した、騎士団長だった。
一体、彼は、何故こんな場所に?
38: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 23:15:07.70 ID:qJyV+dDAO
母さんは、俺が旅立った後、直ぐ、病に侵され、日に日に弱り、先月に亡くなったそうだ。
俺は必死に状況を理解した…
そして、目の前の騎士団長に、怒りをぶつけた。
39: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 23:43:08.20 ID:qJyV+dDAO
母さんからの手紙を読んだ。
(母さんの字だ…)
手紙の内容は、俺に知らせないでくれと頼んだのは、母さん自身だった。
それは、俺の足手まといになりたくないという思いからだった。
40: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 00:03:57.82 ID:BfNML8NAO
騎士団長は、俺たちに別れを告げ、国に帰っていった。
(そうだ。戦士も賢者も悲しみに立ち向かった。俺だけ腐る訳にはいかない)
「みんな!すまなかった」
41: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 00:24:23.38 ID:BfNML8NAO
ーー魔王の居城ーー
長い道のりだった。ついに俺たちは、此処にたどり着いた。
「みんな、行くぞ」
俺たちは、魔王の本拠地へ足を踏み入れた。
42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/07(金) 00:37:01.16 ID:NHksAssHO
王道すぎて怖い
43: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 00:45:41.17 ID:BfNML8NAO
「勝負だ!魔王!」
俺は魔王に剣を向け、仲間たちも、戦闘態勢に入った。然し、そんな俺たちを前に、魔王は悠然と椅子に座り、話し始めた。
『まあ、待て。余と闘いたければ、先ずは前座を倒してからにしてもらおう』魔王が下劣な笑みを浮かべる
44: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 01:11:58.98 ID:BfNML8NAO
父さん…なのか?いや!賢人の時と同様に、幻影、或いは魔王が造った偽物。
しかし…よくも父さんの偽物を!
「そんな偽物で、俺たちを揺さぶってるつもりか!」俺は魔王に、怒りを込めて言い放った。
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